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【新潟】半身揚げ@せきとり東万代町店


はじめに

 みなさんこんにちは!
食卓に上がるおかずで揚げものって定番ですよね。
揚げ物の中でもから揚げやとんかつを使った料理などには地域性があってご当地フードにも名を連ねるものもたくさんあるかと思います。
そんな中以前新潟旅行で散策していたところ鶏肉の半身を豪快に揚げる料理があると知り伺ったお店があるんです。
この記事では新潟でいただいたローカルフード「半身揚げ」をご紹介したいと思います。

お店の場所

 今回伺ったのは鳥専門店「せきとり東万代町店」さんです。
最寄り駅はJR新潟駅で北口から北東方面に歩き15分ほどの所にあります。
バス利用なら明石二丁目バス停が一番近くそこから5分ほど歩くとあります。
本店はさらに北側にあり海岸にほど近い場所にあるので観光などで駅近くを拠点としている方は東万代町店が利用しやすいです。

2019年当時せきとり東万代町店外観

外観・内観・お料理

 お店の付近までくれば大変目立つ大きな半身揚げの看板が掲げられているのでわかりやすいですね。
から揚げグランプリ半身揚げ部門で最高金賞迄獲得しているとな、これは期待大。
暖簾を潜ると和風な居酒屋風景、右奥にカウンターがありますが調理の風景は見えないレイアウトでしたがおひとり様だったのでカウンターへ着席。
見渡すとテーブル席の他にお座敷席もあり、同日伺ったわっぱ飯のお店同様食事に大人数でゆったりと過ごせる造りになっているのが分かりました。
メニューなどは貼り出さないシンプルな風景だったのでメニューをしっかり読んで半身揚げと瓶ビールの注文、お通しの冷奴を頂きながら半身揚げの食べ方を復習。
今や新潟のご当地グルメといえば名が上がるほどの有名なお料理ですが、発祥はこちらのせきとりさんとの事です。
歴史にして60年余りと長いこと愛されているお料理ですが元々が養鶏場を営んでいたという事で、新潟の深い歴史や特産、名産に由来するものではなく昭和の復興期に子供にカレーの風味で美味しく鳥料理を食べさせたいという理念で生まれたものと分かりました。
ですので新潟の半身揚げはカレーの風味をつけているというのがルールとなっているようですね。
そんな歴史を紐解いていたら半身揚げがカレーの香りを纏ってやってきました!

ボリューム満点半身揚げ

見事にカラッと揚げられた雛鳥がお目見え、ほんのりと足先に銀紙の靴を履いていますが、持ってみると重くて持てません。
それもそのはずこの半身揚げはお洒落に銀紙を持ってむしゃぶりつくものではなく、箸を鳥の中心に置いて抑えながら分解して食べていくのが流儀だそう。
足を持てば少し力を入れるとモモがとれ、順にむね肉や手羽先などにパーツが分かれ食べやすくなります。
この分解している時がとっても楽しく、カレーの香りが揚げた鳥の湯気と共に上がってきて食欲掻き立てますね。
少しずつ分解しては熱々を頂くと片栗粉もまぶしているのか薄皮はとてもパリッと仕上がっており鶏肉のジューシーさとのコントラストで歯ごたえ良し!
味付けもいい塩梅でお酒のあてにもおかずとしても楽しめちゃいます。
雛鳥の半身ですが可食部は多分200g~300g台なのでおひとり様でも十分満足できる量かも、しかも各パーツは一つしか取れないのでシェアすると部位の取り合いになってしまうのでお勧めはお一人一人前ずつね。
また半身の鳥は揚げだけでなく蒸しもあり、当然鳥を扱うお店ですから焼き鳥や和風のメニューがたくさんあるので大人数なら串ものなども色々頼むと満喫できそう。
そんなこんなであっという間に完食し予定していたご当地フードを満喫して退店の運びとなりました、ごちそうさまでした~。

2019年当時のメニュー表

おわりに

 新潟旅行が初だったこともありローカルフードを探して体験しようと行程に挟みましたが、カレー粉をまぶした揚げ物は斬新でとても思い出深いお料理に出会う事ができました。
あれから数年経過していますが、もう半身揚げのお値段は時価となっているのでかなり高額になってしまっているのかなぁ、なんて思いながらまた利用できたならと考えています。
皆様も新潟で豪快に鶏料理食べるぞ!と思ったらせきとりさんに伺ってみてはいかがでしょうか。
余談ですが伺う前からずっと疑問に思っていた店名「せきとり」は何が由来なのかしら?と。
憶測ですがどうやらお相撲さんの「関取」ではなく、創始者「関」さんの料理する「鳥」だから「関さんの鳥→せきとり」になったと考えました。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾


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