サンタさん裏話◆背景にあるストーリーに興味がある
サンタさんからのプレゼント
子供の頃、
12月25日の朝、
サンタさんからもらったプレゼントを
開けるのがとても幸せだった。
わくわくしながら何とか眠りについた翌朝、
目をうっすら開け、ちらっと、
近くの机の上に置かれた、
ラッピングされたプレゼントらしきもの
の存在を確認する。
この高揚感を味わいながら、
布団の中で、まだあと少しだけ寝たいな、
とまた目を瞑るが、
内心ニヤニヤだった。
見てしまったからには、
ぐっすり眠れるはずもなく、
その後起きて、
先ほどちらっと存在を確認していた
プレゼントを手に取り、開ける。
今ここに書いていて、
とてつもなく幸せな思い出だと再認識。
ありがたいな。
サンタさんの正体
何歳だったかな、小学生の頃か、
親から教えてもらったわけではなく、
学校で友達と話をしていて、
自然に知った感じだったかな。
サンタさんの正体を知ってからも、
プレゼントはやはり嬉しかった。
何にするか、
事前自己申告オーダー制だったり、
中学生になり、
特にその時期に欲しいものがない時は
現金でいただいたり。
正体を知った時も、
あまりショックはなかった。
サンタさんがいるという
ファンタジーはなくなったけれど、
子供ながら、1日で全世界の家庭にプレゼントを持って届けて回るのは無理だと薄々気づいていたのかもしれない。
いや、鍵閉まってるし、どうやって家に入るの?
と、割とその頃から現実的に考えていた子供だった。
サンタさん裏話
30代の現在、
職場の先輩(まだサンタさんの正体を知らないお子様がいる人)の、サンタさん裏話を聞くと、
ほっこりする。
プレゼントを何にするか調査して選定する方法、
調達方法、当日までの安全な保管方法など、
ちょっと面倒くさがりながらも、
愛が溢れていて、子供のために、
クリスマス当日の戦略を考えている。
自分の親も、当時こんな感じだったのかな〜
なんて思いを馳せたりする。
完全子供側だった人間が、
今も親ではないし、
親にとっての子という意味では現在もだけれど、
親側の話を普通に聞いているなんて、
ちょっと前までは想像もしていなかった。
自分が親になっていてもおかしくない歳なんだよなということも、ヒシヒシと感じる。
もちろんクリスマスの文化がない家庭や
プレゼント無しの家庭もあると思う。
それぞれなので、否定する気はない。
ただ、サンタさんシステムを導入している家庭が、こうやって毎年戦略を立てていると思うと、なんだか優しい世界だなと思う。
裏話が好きなのかも
プレゼントの話に限らず、
このような裏話、制作秘話、サイドストーリー、アナザーストーリー的なものが、
私は好きなのかもしれない。
何かのコンテンツであったり、
商品を選ぶときに、
その商品やサービスの背景にあるものを知ると、
印象が変わるかもしれない。
そのもののストーリーに興味がある。
本質的なものを見極めたい。
これからも、好きな人、好きなものの
ストーリーを奥深く知っていきたい。