錠剤裸体男　アレグラと共にあらんことを

文面が何だかいかがわしい、
錠剤裸体男(じょうざいらたいおとこ)とは、
夫のことだ。

というのも夫は、薬の錠剤を飲む時、
その薬を飲む数時間前から、パッケージから開けて、錠剤そのままの姿でテーブルに直置きする習性がある。

私からすると、薬を飲む直前にパッケージからパリッと錠剤を押し出して、そのまま口に入れるのがスタンダード。


錠剤をそのまま裸体でテーブルに置くということは、私からすると、ミニトマトをテーブルに直置きしてる感覚と近い。

ミニトマトは皿に置く。
薬の錠剤も皿に置けば、何となく雰囲気出そうだが、皿を使うのも何か違う気がする。

と書いたものの、薬の錠剤裸体直置きスタイルは、結構普通のこと？一般的？

飲むのを忘れないように、薬を出しておくのは分かる。目につくところに置いておいた方が自然に飲める。

でもあのパッケージのままじゃダメなんだろうか。
飲む直前に開けた方が色々衛生的にも良いと思うのだが。


飲んだ後に発生するあのパッケージのゴミを捨てるのが面倒なのかな。

2錠でワンシートだから、
1回1錠なので、タイミングによってはシートで置いておくと、今飲んだか飲んでないか分からなくなるとか。

普段から服用してる薬は、飲み慣れて、飲んだか飲んでないか分からなくなること、あるある。

夫に聞くと、そうではないらしい。
"何となく"やってるので特に理由はないらしい。

飲むのは夫なので、別に良いのだが、
テーブルを衛生的にしなきゃだとか、
錠剤ぽろんと置いているのを落とさないようにしなきゃだとか、
誤って濡らしてしまったら錠剤が溶けてしまうだとか、思う。




先ほど、皿洗い中で手が離せない夫から、
"花粉の薬、後で飲むからテーブルに置いておいて！"
と頼まれて、一錠分、パッケージのまま置いておいたら、"違う！"と言われた。

ああそうかパッケージから出したい人だったと思って、テーブル直置きは抵抗があったので、パッケージからぴょこっと錠剤を押し出した状態で、パッケージのくぼみを皿のような状態にして置いた。
(伝わるかなこの感じ)


そこで、錠剤裸体で置きたがるよね〜という話になり、このnoteを書いた。



この時期、夫はすでに花粉症の薬を飲み始めている。

(私もそろそろかな。花粉よ、お手柔らかに頼む。)

あの薄紫のような色の錠剤を、裸体で１つポツンとテーブルの上に置いてある光景が、この時期の我が家の風物詩だ。

ここまで読んでいただいた、花粉症の皆様。
アレグラと共にあらんことを。