ムール貝と松本一本ねぎのペペロンチーノ
長野県中信地方(諏訪、塩尻、松本、安曇野あたりの地域を指す)でたまに使われる表現をご紹介。
・駅の構内で
少年B:「やば、電車一本逃しちまった」
少年C:「松本一本はでかいねー。次来るの一時間後だぜ」
・剣道場で
先生A:「お、決まった! 面! 一本!」
先生D:「うむうむ。見事な松本一本じゃ」
・試合中のバスケコートで
選手E:「まずは一本いこう、一本!」
選手F:「おう! まずは松本一本だ!」
・スーパーの文具売り場で
母:「ねえ、ケンジ、鉛筆何本必要なの?」
子:「うーん? 松本一本」
こんな感じで「一本」という単語が出てきたら、さりげなく「松本」を一緒に使う。長野県外の皆様、中信地方にお立ち寄りの際は、ぜひ、この慣用句をお使いくださいませ。きっと、地元の人がくすりと笑ってくれるはずです。
ちなみに「松本一本ねぎ」とは、この地方で育つ太くて甘いねぎで、とある農家の方が工夫を重ねて栽培し、商品化までしたという、中信地方の名産品です。そのストーリーはなかなか感動的で、本にまでなっています。
青ねぎの部分も柔らかくておいしいという、ねぎ好きにはたまらない松本一本(おっと失礼!)
材料(二人分):
パスタ 200g
ムール貝 14~18個ぐらい
松本一本ねぎ 半本(普通のねぎでOK)
オリーブオイル 大さじ4
料理酒 小さじ1
レモン汁 小さじ二分の一
にんにく 3かけ
唐辛子 松本一本
塩 適宜
①にんにくと唐辛子は薄切りにする。
②ねぎは大きめにスライスする。
③パスタを茹でるためのお湯を沸かす。
④フライパンにオリーブオイル、にんにく、唐辛子を入れ、中火にかける。
⑤お湯が沸いたら、塩を多めに入れて(お湯がしょっぱく感じるぐらい)パスタを茹でる。
⑥にんにくが少し茶色くなったら、料理酒、レモン汁、ムール貝を入れる。
⑦パスタのゆで汁大さじ3を入れる。じっくり煮詰める。
⑧パスタが茹で上がったら、ざるに上げる。
⑨このタイミングでねぎ、塩小さじ1をいれ、さっと混ぜて火を止め、パスタをいれてからめる。味見をして、薄いようなら塩を足す。
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