否定しない習慣②|読書日記
否定しない習慣の続きです。
①はこちら。
学びと感想のつづき
⑤非言語コミュニケーションでも否定しない
言葉で否定していなくても、態度で否定していることがある。(腕を組んだり、眉間にしわを寄せたり…)
非言語的コミュニケーションでも否定しないためには、自分の機嫌を自分でとること。
機嫌が日による上司って、ちょ~~~~~嫌ですよね。
「あ、今日は機嫌がいいから稟議通りやすいかな」
「今日は機嫌が悪いから、ミスしないように気を付けないと…」
こういう労力は無駄of無駄だと思っています。
私が取締役だったとき、意識的に徹底していたことの一つに
いつも一定の機嫌でいること
・機嫌を伺われないようにする
・事象がネガでも機嫌はニュートラルに
・フキハラしない(私今不機嫌です!ってのを表に出す人と仕事したいですか?)
があります。
これによって、私のチームの皆さんは
「とりあえず相談しよう!」とか
「まだまとまってないんですけど一次報告しとこ」とかっていう思考で
私に連絡を投げてくれていたように思います。
これをやってくれると私は半受動的に情報をキャッチアップできるし、部下がどういう状態なのかもわかり、
社内の循環がスムーズにいっていた感覚があります。
不必要な遠慮や軋轢を生まないことで、社内のスピードがUPする実感がありました。
全世界の「誰かの上司」な皆さん、機嫌をいつもニュートラルに保っていきましょう。
機嫌が不安定な上司はもれなく部下に嫌われます。そうすると自分の仕事もうまくいかないです。自分の成果やチームの成果のために、機嫌を保ちましょう。
本書では、「自分の機嫌が良かろうが悪かろうが笑顔でいろ」的なことが書いてありましたが、私は「常時笑顔でいろ」とは思いません。
いっつもご機嫌である必要はないので、ニュートラルに。というのがわたしの意見です。
⑥事実のみ振り返ることで否定しない習慣をつくる
「自分が否定してしまったシーン」を客観的な事実だけに集中し振り返る。
自分の「否定」という行為の中にどんな「願い」や「意図」があったかを理解していく。
自分の否定の裏にある思いや意図に気づけると、「相手の意見を承認したうえで、別の言い回しで伝える方法」を意識して考えられるようになる。
否定する習慣がついてしまっている人や否定が多くなりがちの人は
「自分を客観的に見ていないな」
「事実と感情を切り分けられていないな」
と感じることが多いので、
事実だけまず振り返る、という過程を経ることには意味があるように感じます。
①にも書きましたが、あくまで”自分の意見を言ってはいけない”ということではなく、
相手の承認をしたうえで、自分の意見も受け入れてもらうことがゴールなので
どういう伝え方が
・最も相手を承認しつつ
・自分の意見がきちんと伝えわるのか
という思考の癖をつくっていくイメージですかね。
「伝える」ではなく「伝わる」か考えろ、というのは
コミュニケーション全般で言えることだと思います。
結論
正論反対ー!上から目線反対ー!
人は誰しもみな平等ー!みんなリスペクトー!
言葉で否定していなくても、無意識に否定してしまっている可能性を常に鑑みていきましょう。
相手のことを承認していることが、滲み出る人間になりたいと思います。