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憑いてたらしい

2015/11/17

こうしたスピリチュアルな話を書くことにかなりの抵抗がずっとあって長期間悩んだが書くことにした。

昔から宗教が嫌いだ。AAの主催場所がキリスト教会だったりサイトを見ると「神」の文字が見えたりするので参加するのに戸惑いがあったのだろう。

スピリチュアルは宗教とは一線を引いているし違うこともわかるけど、あまり信じられそうになかったのと、高額なお金を取られそう‥‥?でずっと避けていた感があった。

しかし、ある時お酒の悩みを話した時に知人にサイキック?を紹介された。
それほど高額な費用を取るわけでもサイキックとは言え全然怪しくないので、またその人が紹介してくれるものは食べ物などでも私に合うことが多いので、先ずはそのサイキックが安くショートセッションを行うというプチ•スピリチュアルフェスみたいなものに行ってみた。

会場には50軒ほどのブースがあって大勢の人で賑わっていた。

なんか、別に全然怪しくないじゃん。

私は目当てのサイキックのブースに行き彼に今のワインにまつわる状況、苦しみを話した。

その人は
「あなたの代わりに、誰か‥‥他の人というかほかのなにかがお酒を欲して飲んでいるということはありませんか?」
と私に聞いてきた。

「??」私は全くそのようなものは感じない性質だ。

友人で大量に飲む女性は飲んでいる時に身体に何かがスーっと入ってきたという経験をしたみたいだが、私はそういうものの存在は一切感じない。
そうその人に告げた。

酒呑みに、成仏できなかったアルコール依存性の霊が憑依する
ということは聞いたことはあったが。

すると彼は、じゃあちょっと見てみましょう、と言って集中して私(と私の身体のまわり)を観た。

すると、やはり何か憑依していると言っている。

今何か感じるか聞かれたが、やはり何も‥‥‥

彼は「ではこの霊?に離れて行ってもらいましょう」
と言って再び集中した。

しばらくすると、私はかなり強く、激しく喉元が窒息するかんじに見舞われた。

くっ‥‥‥苦しい!‥‥

と私は小声で言って

喉元を抑えて隣の椅子に手をついた。苦しさは20秒ほど続いただろうか。

しばらくして窒息感は収まった。初めての経験だった。


彼は
「隠れていたのが"じゃじゃ〜ん''みたいな感じで出てきたのではなくて、
もう自然にあなたの左半身に居たから。必死に長い間しがみついてたのが。」

「西洋系のではなくて日本の神話に出てくるようなものです。もう出て行ってもらいましたから」

と言った。あの窒息感は憑いてたものが出て行く時に喉元を通過したかららしい。あまりの衝撃で何が起こったのか分からないままだった。

彼に私は
「月2回はワイン飲みたいのですが飲んだらまた憑き物が戻ってくるのか」と聞いたら

そのぐらいのペースな大丈夫だと思うと言ってくれた。とてもにこやかな人だった。

あの経験がなんだったのか、窒息は偶然なのか必然なのかは私はわからない。

しかしとにかく、あの日から突然
"どうして私はプレアルコホリックになったんだ"と
やるせない気持ちになっていない。苦しいということがない。少なくともこの半月は。

以前同様、ワインは魅力的で怖い。飲めば美味しいだろう。

しかし、ワインで身体、特に胃腸を壊すことが「面倒くさい」と思うようになっている。

食事のときの飲みものをどうしようと考えたり翌日の体調を心配するのも「面倒くさい」。

苦しむよりは断然いいからまぁ良かったことにしよう。

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