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節酒は計算、計算、時計とにらめっこ
2020/10/25
お陰様で冠攣縮性狭心症と神経痛は寛解期に入り、だいぶ楽になった。治ったと言えず寛解期というのが悲しいが。
前回紹介した節酒本に従って、順調に節酒は進んだ。
その本は
「あなたの飲酒をコントロールする」
副題ー効果が実証された「100か0」ではないアプローチ
ウィリアム・R・ミラー/リカルド・F・ミューノス著
金剛出版
トップの写真のようなメモを取りながら慎重にワインを飲んだ。この方法で飲めば苦しくないし気分が悪くなることは絶対にない。本当にすごい方法を考え出した博士がいるものだと思う。
あまり話すと著作権に抵触するのとネタバラしになるので、私のスタイルに絡めて少しだけ紹介する。
まずこの飲み方の基準となる血中アルコール濃度。血中アルコール濃度はBlood Alcohol Concentration、略してBACと呼ばれているのでここでも以下BACと言う。BACは100mlの血液あたりのアルコールのmg数で記録される(㎎%と表記)色々あって本書では小数点にmg/mlと書かれている。
私の場合はどんなに飲んでもBACが1.2mg/mlを超えてはいけないと思ってちびちびちびちび飲んでいる。通常は2時間半ほどで1.0mg/mlで満足。このBACは体重、性別によって、そして最も難しいのがどのぐらいアルコールに強いか、によって変わる。
さて、この本は米国人が書いた本なので、飲酒の1単位が純アルコールで12gとなっている。なので、私も完全にこれに従って計算している。1時間に1単位。と私は決めている。45キロの体重の女性が1時間に12gのワインを飲むとBACは0.29mg/ml。体重・性別ごとにBACがわかる表が巻末に記載されている。また、もっと細かい体重ごとに、時間ごとにBACが分かる詳しいサイトが文中で紹介されている。
https://casaa.unm.edu/BACTable/
まず性別を選択して体重を入力する、そしてcreate table をクリック。そうするとBAC表が現れる。この数字の左に「0.」をつければいい。
アルコールとの付き合いが長い方は熟知していると思うが純アルコールの計算方法もワインを例に挙げておくと
度数12%のワインを125ml飲んだ場合
125ml×0.12×0.8=12。
12g(米国の1単位)にするために、私は初めは12%のワインを探し、ビーカーで125mlきっかりはかって1時間かけて飲んだ。
(0.8はアルコール比重で決まっている。)
12gにするためにパーセンテージの違うワインの場合は
X(中学生以来のエックス計算)を使って計算。例えば9%のもの(シャンパンでアルコール低めでも美味しい辛口のを見つけてしまったのです!)だとどうなるか。
X × 0.09 ×0.8=12
X × 0.072 = 12
X = 12 ÷0.072
X = 166.6666・・・・ml飲めるということになる。これが1単位。166.66666mlを1時間かけてゆっくりゆっくり飲む。はじめは物足りなくて厳しいと思うが、慣れてくると、人と話をするとか食事を丁寧にするなどちびちび飲む自分なりの方法を見つけることができる。
欠点は外食のときに調節が難しいこと。だが1年も家飲みで経験を積めば自然と感覚が身につくようになる。私はなっていった。
かなり少量ずつ、一口もティースプーン1すくいほどだが美味しいと感じる。ちびちびチビチビ、これにつきる。
記録↓
![](https://assets.st-note.com/img/1690817503910-cTwzs9FqG0.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690817550851-xCNVDAfbEh.jpg?width=1200)
とりあえず私はこの本に従って、かなりラクに節酒を続けている。数か月飲まないこともある。飲みたくないときは飲み会でもノンアル飲料を飲む。
前にも述べたが、本書はこのようなマニュアルだけを書いているわけではない。この方法が合わなかった場合について、感情や気分の障害、アルコールの健康問題、マインドフルネスやその他かなり専門的な行動療法等々。
これ以上書くと本当に著作権問題になるのでこのあたりで擱筆する。
本書以外でBACを自動的に計算してくれるサイトもあるので載せておきます。
www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/SmartJitutomo/widmark.html
ー引用・参考文献
⚪︎「あなたの飲酒をコントロールする」
副題ー効果が実証された「100か0」ではないアプローチ
ウィリアム・R・ミラー/リカルド・F・ミューノス著
金剛出版
⚪︎サイト:実務の友 アルコール濃度計算機
追伸2023年8月現在も節酒が続いている。
今後の日記は現在進行形で書いていく所存。
いつもお読みくださいまして誠にありがとうございます。
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