飲まないのがノリが悪いなんて前世紀の考え方だ(2)
2016/03/19
(1)の続き。
私は断酒したこと、節酒した経緯はここでは話さなかった。酒をなめる程度の私(このグループの飲酒量にしたらそうだ)がプレアルコホリックだなんて言ったって誰も相手にしないからだ。
会話の中で、最近教えてもらった美味しいノンアルのシャンパンをみつけた話をした。そこからノンアルコール飲料のことが話題になった。
1人のお酒に強い女性が
「ノンアルコール飲料なんて美味しくない。あんなもの飲むなら飲まないほうがマシだ。」「だいたい宴会に出て『私ノンアルコールビール』とか『わたしウーロン茶』だなんて言ったらこれからみんなで楽しもうって空気が壊れる、しらけるのよね」と
3合目くらいと思われるの日本酒をあおりながら言った。
何人かはうなずいていた。そんなにたくさん飲まない人も同意しているようだ。そのあとどういうやり取りになったか覚えていない。
この人は一滴も飲まない私に向けて言ったのかどうかは定かではないがこうした考え方は今の40代以上の日本人のものではないかと思った。(宴会当時は40代、現在では50代以上となる。)
アルハラという言葉や一気飲みの禁止なんてなかった時代のもの。今はどこの飲み会や冠婚葬祭会場に行ってもノンアルコール飲料があるのは当たりまえ。
いつの時代だろうがアルコールは薬物で飲める人も飲めない人もいるのに、場の雰囲気で飲まざるを得なくなるなんて、悪しき古き日本の慣習。
そんなものはとっくに過去のものになってるのに。
その他、この飲み会ではいろいろありわたしは合わない場だと思ったのだ。
もう私は前と変わったのだと確信した。
良きにしろ悪しきにしろもう以前と同じような「ノリのいい嘉殿ちゃん」ではないのだ。
とてもいい人たちなんだけど・・・今度会うときはお酒なしの会のときにしたいと思った。昼でもこの方々飲むからそんな会はないけど・・・・・・。
もう一度同じことを言います。
大酒を飲んでもみんな素敵な女性たち。いい人たち。どうぞこのまま死ぬまで飲み続けてください。身体を壊したりアルコール依存症なんかにならずにどうかこのまま楽しくたくさんお酒を飲んでください。プレ依存症にも絶対なってはいけませんよ。私は果たせなかった夢。どうか叶えてくださいね。
心から応援しています。
私は翌日の弁当作りなんかのために早く会場を出なければならなかった。
酒の匂いとアセトアルデヒドか酢酸の匂いが充満してすごい。
帰り際にまた「こんどえりちゃんが飲めるときに飲みに行こうね」と
さっきの話とは別の大酒をのんでべろべろになった女性に声をかけてもらった。
「ありがとうまたね」と言ったが、彼女はもう私の話を聞いていなかった。
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