神の正体を暴かねばならない時が来た(前編)|神の知識の始点
こんにちは、良仁です。コロナでのんびりできると思いきや年明けから仕事の依頼が目白押しでみんな飛び回っています。私共が出張らないと片付かない厄介な仕事が日毎に増えているようです。
終末論が再び囁かれ始めた世界情勢。仏教で説く「像法の時代」に蠢く魑魅魍魎を操るのは神か人間か?
竜人の投稿、「神の正体を暴く」を読まれましたか。竜人らしい切口で神の概念がリアルで面白いと思います。特に自然崇拝の原始宗教 (prehistoric religion)から一神教(monotheism)への転換期が文明興隆期と重なるという史実は神の概念を大きく変えました。
古代文明の興隆と一神教誕生の関連性について少し話しましょうか。
文明が興ると同時に始まった唯一神教。それまでの自然崇拝から一神崇拝への転換には何らかの大きな理由があったと考えるのが自然です。
記録では、人間は700万年前に2足歩行を始めて500万年前に猿と分岐して、20万年前にホモサピエンス、4万年前にクロマニヨン人が現れて長らく壁画に残るような原始的営みが続き、5、6000年ほど前に突如としてあちこちに文明都市が出現したと記されています。
こうした学術的な記録を見る限り生物の進化と古代文明とが関連する可能性は限りなく低いことが分かります。中でも前文明がなく突然現れた中東シュメール文明の高度な知識は謎に包まれています。現代人の文明史はシュメールから始まったといっても過言ではありません。
この人間知識の突然変異的なシュメール文明がヘブライ文明へと推移する過程で神殿が築かれ神が祭られヘブライ宗教が生まれて、ユダヤ教・イスラム教・キリスト教という同じ神を崇拝する三つの宗教に岐れて現在に至っています。
「ヤハウェ」「アッラー」と呼び名はちがっても、共に同じ神を唯一神とし、共にヘブライ語の旧約聖書を聖典として始まり、さまざまな「黙示録」という物議を醸す書物も著されました。
竜人がピックアウトした黙示録「エノク書」はエチオピア正教では正典ですがユダヤ教では外典、キリスト教では偽典です。しかし、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教のように後に手前勝手に書き換えられたエノク書よりエチオピア正教のエノク書の方が原文を留めている可能性が高いと思います。
滑稽ですね。同じ神を唯一神として信仰する3つの宗教が互いに殺し合い殺戮は神の思し召しだと嘯いています。(笑)
私が神なら、バカバカしくてすぐに契約解除です。(笑)
ホモサピエンスの登場から現在までの20万年で5000年を割れば、僅か3%の期間に、人間は現在の文明を築き上げました。
シナイ山でモーセが、主が唯一の神であることをヤハウェと契約したように、ヤハウェのようなものが人間に知識を授けるのを条件に従属を契約させたという仮説はいかがでしょうか。
そう考えると、
古代文明の興隆期に唯一神が登場するのが腑に落ちます。
神と呼ばれるヤハウェが何かはさて置き、高度な知識を持っていた可能性は極めて高いのです。
18世紀(1781)に発見された太陽系第七惑星天王星(Uranus)や19世紀(1846)に発見された太陽系第八惑星海王星(Neptune)、更に20世紀(1930)に発見された太陽系第九惑星冥王星(Pluto)の存在と配列をシュメール人が5000年前に知っていたという記録が彼らの高度な知識の存在を証明しています。
シュメール文明から5000年、モーセがヤハウェとシナイ山で契約を交わしてから3500年。
人間と神の契約は続いているのでしょうか。
2022年、終末論が再び囁かれ、日本でも政府・企業が平気で老若男女を無差別に殺戮する時代。
ご存じのとおり、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教には世界終末論があり、仏教には末法思想があります。
末法思想では、仏教が説く正しい教えを修行し悟り実践できる人がいる「正法の時代」が過ぎると、修行し悟り実践できる人がほとんどいない「像法の時代」になり、次に修行し悟り実践できる人がまったくいない「末法の時代」になってこの世が滅亡するとされています。
時代は、まさに「像法の時代」。
ヘブライ教では、歴史の終末は神が計画した事。
それならば、地上で蠢く魑魅魍魎を操るのは神か。
どうやら、神の正体を暴かねばならない時が来たようです。