Midjourneyの新機能:ZoomとPanで物語を作る
最近の画像生成AIの最も注目されているトレンドの一つは、
「アウトペインティング」です。
「アウトペインティング」とは画像の境界を拡張する技術です。
Adobe Photoshopでの「Generative Fill」を通じて
「アウトペインティング」ブームが始めました。
今回、
Midjourney 5.2では「ズームアウト」と新たに追加された
「パン」機能で「アウトペインティング」を
やってみたいと思います。
アウトペインティングの魅力の一つは、
単に画像コンテンツを追加することで物語を伝えることができる点です。
これにより、画像の文脈や強調が変わります。
さらに、画像が動画シーケンスで繋げられると、
ズームアウトしたコンテンツがストーリーラインの一部を明らかにし、
驚きの要素を加えることもできます!
ズームとパンの違い
ここで、ズームアウトとパンの両機能を活用して、
ズームストーリーを作成するプロセスを紹介したいと思います。
ズームアウトとパンの違いを理解することは重要です。
ズームアウト機能を使用すると、
元の画像コンテンツはサイズが縮小されるため、
画像の幅と高さの寸法は保持されますが、品質が低下します。
一方で、パン機能は画像に新しいピクセルを追加し、
品質を維持するのに役立ちます。
1: Panで詳細を創る
上下左右にパンニングができるので、
ストーリーを創るには割と自由性が高いのです。
例えば、シンプルに女性主人公から創ることにします:
この女性の周りを拡張し始めたい場合、
解像度を保ちつつ細部までアウトペインティングしたいので、
「ズームアウト」ではなく、「パン」を使います。
2: Custom Zoomでこの絵の物語をさらに展開していく
メインの部分に満足したら一旦ズームアウトして、
物語の全体感をさらに展開していきます。
注意書き
以下グロい表現あり(かも)
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本来グロい表現や暴力的なpromptは禁じられているので、
酔っ払いが倒れていてシャツにレッドワインをこぼしたという
状況をなんとなくホラーっぽく見えればいいかなと思いましたが、
予想以上にサイコパス的な絵面が出てきてしまいました。
そのままこの静止画を使って繋げれば
簡単な動画ができるし、
(かなり)頑張れば、
パワポでインタラクティヴなゲームを創ることもできます。
ご覧の通り、
アウトペインティングは最新の画像生成AIから生まれる、
刺激的でクリエイティブなストーリーテリングの形態です。
皆さんも試してみてください!