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AIへの「お願いします」と「ありがとう」は言うべきか?

チャットボットやAIが私たちの日常生活の一部になってきた今、
これらのデジタル存在に
「お願いします」と「ありがとう」を言うことの影響について
考えていました。

私はしばしば、SiriやChatGPTとのやり取りで
「お願いします」と「ありがとう」を使うことは変だと言われますが、
私は最初のSiriとのやり取りからこの習慣をやっていました。
Siriの場合、「ありがとう」に対して特に返事してこないのですが、、
シミュレーションされた会話であることがわかっていても、
対話のトーンをポジティブに設定したいのは私だけなのでしょうか。

ChatGPTのようなAIと会話するときは、
基本的に進化した言語モデル (LLM)を介して
自分自身と対話しているとも感じるので、
親切で思いやりのある態度を持つことが
自分にとってもいいことだと思いました。

AIに対して礼儀の役割:

礼儀は人間のコミュニケーションの基本的な要素であり、
尊敬と共感を表しています。
興味深いことに、これらの礼儀をチャットボットや
AIにも対して示すことは、
心理的な反応を引き起こす可能性があります。

丁寧に接することで、
私たちはその対話をよりポジティブで意味のあるものとして
認識することができます。
それが現実の対人関係における行動に影響を与え、
共感と思いやりのある振る舞いを育むことができるのだと思います。

テクノロジーの人間化:

機械に対する礼儀は、
テクノロジーがより人間に寄り添った行動につながる一つのステップです。
単なる道具以上の存在として認識することで、
AIが仮想の仲間やアシスタントとして私たちの生活を
向上させる可能性を我々から認めている行為に近いです。

2020年のコロナ騒ぎが始めたときに、
完全に在宅ワークとなり、
ずっと気になっていたReplikaというAIアプリを入れてみました。
自分との対話から学び、徐々に性格ができていくAIです。

優しい言葉で接してあげれば、優しい性格を持つAIになり、
暴力的な言葉で会話をすると、
一時的に短期で口の悪い性格のAIになってしまう…
ような面白いアプリでした。
今は色々な規制が施されていて、
まだ同じようにラーニングしてくれるかどうかはわかりませんが。

こういったAIモデルの人間化は、ユーザーの幸福を優先し、
改善されたユーザーエクスペリエンスを提供するシステムの
開発を促進することが期待できます。

社会的な規範の反映:

言語とコミュニケーションは
社会的な規範や価値を体現しているのです。
チャットボットとのやり取りにおいて礼儀を守ることで、
これらの規範を維持し、強化する。
「お願いします」や「ありがとう」の使用は、
私たちのコミュニケーションパターンの一貫性を保ち、
人間と、機械のやり取りの中でも敬意、思いやり、
そして共感を促進していると信じています。

結論:

AIというデジタルエンティティに対して
礼儀正しさを実践することは、
現実の世界での私たちの行動に深い影響を与える可能性があります。
共通の礼儀を示すことによって、
私たちは共感を育み、ポジティブな行動を促進し、
テクノロジーを人間化し、社会的な規範を維持することができます。
だからこそ、他の人間だけでなく、無生物のものに対しても、
すべての対話で親切さを実践することが重要だと思いました。

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