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古本の良さ

学生時代は、お金がないから、古本屋に行って本をさがしていた。
ページが折れていたり、なんか鉛筆で書かれていたり、
古くさいにおいがしたり・・・。
でも、ものすごく安くなっているから、そんなことは気にならなかった。

年月がかなり流れ・・・
Amazonなるものが現れて、ポチりとするようになると、
取れたてフレッシュな真新しい本を手にするようになった。
新しい本を買えるようにもなっていた。

しかし、最近、勉強を始めて、本を買うことが増えた。
そうなると、Amazonにかわりはないが古本から選ぶようになった。
少しでも安くしたいからだ。

先日購入した本、届いたのでパラリとページをめくってみた。
すると、なにやら鉛筆で直線、波線、囲みがある。
ドッグイヤー、本のページの角が折られた跡がある。
書き込みも少しあった。
それが、それがとても嬉しかった。

きっと、大切なページ

なんだろう、この印をつけた人と一緒に勉強できる!
そんな感じがする。
この人は、何を大事だと思ったのだろう?
私は、何が大事だと思うのだろうか?
そんなことを想像すると、とても嬉しい気持ちなった。

気持ちが伝わる


10代20代の時は、真新しい本に憧れたけれど、
今はこうして誰かの手から誰かの手に渡ってきた本が愛おしい。


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