仕事は「してやってる」から「させてもらってる」へ意識が変わるときが来る
仕事を始めてすぐのころは、
「やりたくもないことを
言われたから仕方なくやってやってる。」
と思っていた。
イヤな奴と顔を突き合わせ、
夜遅くまで毎日ミーティング。
したくもない他のスタッフのヘルプや
やる気のない後輩への指導。
全てがイヤでイヤで仕方なかった。
そして、
「チラシ配りに行ってくる」と言っては
仕事をサボっていた。
でも、
美容師の仕事はたぶん
嫌いではなかった。
店の営業時間が終わってからも、
一人きりになるまで
練習を繰り返し、
気が付けば朝になっていることもあった。
それでも、
なにかに一心に打ち込む性格と
幸運にも才能として授かった手先の器用さのおかげで
社員としては不適合ながらも
なんとか美容師を続けてくることができた。
イヤで仕方なかった
ミーティングや
ヘルプや
長すぎる拘束時間は、
キャリアを重ねても
嫌いなままだったが、
思い切って
自分が本当に好きな事だけをできる
お店に移り、
「ひとり働き方改革」をしてみたら、
以前よりもずっと仕事が楽しくなり、
この仕事をもっと突き詰めたいと
心から思えるようになった。
今では、
美容師もあと何年できるか分からない年齢になり、
日々、
仕事をさせてもらえるありがたさを感じる。
自分とは20歳以上も年下のお客様の好みにも
フィットできるように
常にトレンドもチェックしておかないといけないし、
すぐに移り変わる流行にも付いていかないといけない。
大変な事も多いが、
それを楽しいと思えるのは本当に自分でも助かっている。
人生において、
本当に好きな仕事、
心から打ち込める仕事に出会えるというのは、
幸福感を得るために
とてつもなく大事なことだ。
明日からも、
ひとつひとつの仕事を、
完成度を求めて、
「させていただく」ことに専念しようと思う。
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