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15歳で人生を諦めると、残りの65年はどのような人生になるのか。

いつもご覧いただきありがとうございます。

トイロです。

義務教育までの体験で人生が決まるとしたら、大人のあなたは今からもう、能力が開花することはありません。

この事実を突きつけられたらどう思いますか?

そこで今回は、「子どもの教育や体験」について書いていこうと思います。

最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

よければ、私の生い立ちをこちらでご覧いただければ幸いです。


あなたの周りにどれだけいますか?

貧困。

日本でも深刻な問題になってきています。

子どもの貧困は、今や7人に1人と言われています。

あなたの周りにどれだけの子どもが貧困家庭でそだっているでしょうか。

40人クラスだと、1クラス約6人。15%です。

教師をしていた体感ですが、それくらいだと思います。

大変な地域に居た時は、就学援助や生活保護を受けていた家庭が、クラスで30パーセントを超えることもありました

その学校は学力も低く、問題もよく起こっていました。

それは、経済的に生活が苦しい家庭が多かったからです。

とはいきません。

では、なぜか。


大人が自分で精一杯か、大人が人生をあきらめて無関心か。

結論から言うと、『子どもの教科の学習以外での体験が圧倒的に少ないこと』です。

生活困窮家庭の子ども達は、

・部活の必要道具を買えない
・塾代が払えない
・習い事の月謝が払えない
・旅行に行くお金がない

などで、経済的な理由で体験をあきらめることが多かったです。

また、重複していることがあるのが、ヤングケアラーです。

・祖父母の介護を手伝わないといけない
・両親が介護をしているもしくは、親が介護が必要なので、家事をしなければいけない、弟や妹の世話をしなければならない

など、精神的な理由ではなく、お金や時間という物理的な理由です。

そんな子ども達の多くは、体験を素直にあきらめます。

「親は仕事で精一杯だから。」
「親は自分には関心ないから。」
「自分が我慢したら生活がうまくいくから。」

教師をしていて、このような子ども達にたくさん出会いました。

この「体験格差」が子どもの成長や、意欲に大きく関わってくるのです。


15歳で人生を諦めると、残りの65年はどのうような人生になるのか。。

忘れもしないことがあります。

経済的にしんどい家庭に育ち、4人兄弟姉妹の長男。

お弁当を持ってくることも少なく、弟や妹の世話をしてから学校に遅れてくる。

そんな彼の進路決定の懇談。

待てども母親は来ず。

そして、真っ暗な教室で彼からこぼれた言葉。

「どうせこの環境から抜け出せることはない。人生をあきらめた方が楽や。先生いつも迷惑かけてごめん。」

ゆっくりと放たれた言葉が、15才の口から出たものだと理解するまで時間がかかりました。

あなたならなんと言いますか?
あなたなら何をしますか?

私は何も言えなくて、何もできませんでした。

何も言えず、何もできず。

この出来事が、私がフリースクールを立ち上げた根本でもあります。


何度も言う。ほんとに何度でも。

トイロに来る、精神的にも物理的にも学校に行けない全ての子ども達に教育や体験を届ける。

上っ面の言葉じゃあないです。

これからを生き、未来を作る今の子ども達に、人生をあきらめさせるなんてごめんだからです。

教師をしていて、そんな子ども達の人生を見てきたのでなおさら。


子どもの体験格差の問題に対して、大人として何もしない人間でいいのか。

良くない。

大人として何ができるのか。

わからない。

でもやっぱり何かしたい。

何かないのか。

と思っているみなさん、どうか手を貸してください。


体験が豊富にできるからこそ、やる意味がある。

トイロ奨学金制度。

これを実現します。

数人の大人で一人の子どもをサポートする。

「人生あきらめました。」ではなく、

「おかげさまで人生をあきらめずに済みました。」

と言ってもらえるように。

では、どんな教育や体験を届けるのか。

・宿泊自然体験(兵庫県宍粟市、和歌山県有田川、徳島県牟岐町)
・農作業体験(大阪府吹田市、茨木市、和歌山県有田川、徳島県牟岐町)
・キャンプ
・職場体験(吹田市にある飲食店)
・100円弁当給食(吹田市にある飲食店)
・学び直しの学習サポート

などです。

これは、トイロの理念に賛同してくださった施設と、トイロが提携しているから可能にできることです。

全て、トイロの子ども達にのみ特別待遇で提供してくださいます。

これだけ充実した体験を届けられるので、奨学金制度を設ける意味があると思います。

次は、吹田市以外の個人の方々にトイロに賛同していただき、サポートしていただく時が来ました。

そして、子ども達に教育や体験を届けるサポートをしてくださる企業の方々です。

奨学金制度という高いハードルをみなさんで乗り越えて、全国に実例を届けていきましょう!

そうすることで、全国各地で教育や体験をより多くの子ども達に届けられる波を作りませんか

詳細はまたお伝えいたしますので、その際にぜひご一読いただき、サポートをお願いしたいと思います。


まとめ

・人生を早々とあきらめる子ども達に、生きる希望をあたえる社会が必要。
・教育や体験の格差で、人生の選択肢の幅が狭まる。
・理念に賛同してもらい、多くの体験を届けられるトイロだからこそ、奨学金制度を導入する意味がある。
・難しいことをやりとげて、全国に実例を届けて、支援の輪を広げる。

最後までご覧いただきありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします!

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