NPO法人トイロ*学校以外の選択肢*吹田 フリースクール

【学校以外の選択肢】として、大阪の吹田市で多様な子ども達の学習支援や発達支援をしています。フリースクールと放課後学習スペースを運営しています。https://toiro.or.jp/

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不登校を経験した元教師の人生~きっかけ編~

始まりのお話引きこもりの始まりのお話です。 この記事をご覧いただく前に、上の記事をご覧ください! 毎週の外出私の人生が変わったきっかけは、「漫画の続きがなかった」こと。 何気ないことですが、これがなければ人生変わっていませんでした。 漫画の続きが読みたいとなり、1年近く家から出なかった私が、意を決して漫画を買いに行くことにしました。 まず、スウェット以外の服を着るのが久しぶりで、着替えた瞬間に体中の血液がぶわっと広がるのがわかりました。 生き返る時ってそんな感じな

    • ボードゲームの可能性

      ご覧いただきありがとうございます! 大阪の吹田市で不登校支援と発達支援をやっている居場所を運営している、NPO法人トイロです! ビジョントレーニングや体験学習、ボードゲーム教育を通して、生きづらさを根本から解決していくカリキュラムを実施しています。 今日は、『ボードゲーム教育』の内容と効果について書いてみたいと思います! フリースクールと放課後学習スペースでこんなことしています! まず、ボードゲーム教育を取り入れた理由は、『楽しみの先にある学び』を実現できるからです

      • トイロを立ち上げて半年。数値化できたものについて。

        ご覧いただきありがとうございます。大阪の吹田市で学校に行けない子ども達や発達に特性がある子ども達に教育を実践しています、NPO法人トイロです。 今回は、そんなトイロを仲間たちと立ち上げて半年が経過したので、ここまでの道のりと、2022年度のブランディングに向けて数値化しているものについて書きたいと思います! 最後までおつきあいください! NPO法人トイロ6カ月の数字。 【生徒関連】 現在の生徒数:小学生12人、中学生3人、高校生1人 完全に復学できた生徒:小学生2

        • 発達支援を不登校支援に

          ご覧いただきありがとうございます! 大阪の吹田市で、不登校支援や発達支援をしている、子どもの居場所を運営しています、NPO法人トイロです! 12月になっても、途切れなく相談にいらっしゃいます。 その中で、 これらがほとんどです。 この相談を解決していくために、継続した保護者への教育相談とメンタルケア、ABAの視点での個別支援計画、ビジョントレーニング、ボードゲーム教育、SST、アサーショントレーニングなどを個別に設定して、トイロで不登校支援をやっています。 放課後

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          勉強はいつでもやり直せると実感したのは、クラスメイト達からです。

          ご覧いただきありがとうございます。吹田市でフリースクールと発達支援をメインにした放課後学習スペースを運営しています、NPO法人トイロです! 今回は、「学び直し」をトイロで実施する、根本の話を書いていきたいと思います! 高校に行けなくなり、引きこもりになったあと、20歳で通信制の高校に行きました。そこでの体験やクラスメイトの関りの中でたくさんを学びました。その詳細をお伝えしたいと思います。 通信制高校ってどんな所? 私は公立の通信にいきました。 教科書代や授業料なども

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          コミュニティスクール。

          ご覧いただきありがとうございます。 大阪の吹田市で不登校支援と発達支援をしている、NPO法人トイロです。 先日、働いていた自治体に声をかけていただき、教師向けの不登校の研修を実施しました! そこで、特例校の話や、今回お話する「コミュニティスクール」の話が出てきました。 いよいよ行政主導で、本格的に動いていくようで良かったなと思います。 教師を退職する前からその話に関わっており、トイロのビジョンともリンクしているので、これから先がとても楽しみです! さて今回は、「コ

          地域に○○が減ってくると生きづらい子どもが増える。

          ご覧いただきありがとうございます。 吹田市で、不登校支援と発達支援をしている、NPO法人トイロです。 2021年6月に開校してから半年目を迎えて、来年度の運営に向けてスタッフや関わってくださる方々と定期的にミーティングを行っています。 トイロに通っている生徒は現在14名で、その子ども達を演劇を始め、様々なジャンルの大人でサポートしています。 代表自身が児童発達管理責任者になり、不登校や発達に関する相談支援事業に力を入れたり、副代表が特別支援教育に特化するために、特別支

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          学校に依存しすぎていませんか?~親編~

          ご覧いただきありがとうございます! 吹田市で不登校支援や発達支援をやっています、NPO法人トイロです。 前回、「学校依存」が「家庭依存」になり、不登校が深刻化するという内容のことを書きました。 今回は、「学校依存になっている現状、親がすべきこと。」について書いていきたいと思います。 最後までお付き合いください。 子どもの依存先はいくつありますか? まず、ここでの「依存先」とは、子ども自身がそこに行く事を望み、楽しさや成長を感じられる場所の事です。 現時点でいくつ

          学校に依存しすぎていませんか?~親編~

          不登校の問題の大部分を占めるもの。

          ご覧いただきありがとうございます! 吹田市で、不登校支援と発達支援をしている居場所を運営しているNPO法人トイロです。 「不登校の問題が生じるのは、学校に依存しすぎているから。」 について今回は書いていきたいと思います。 最後までお付き合いください。 そもそも、子ども達には依存先がどれだけあるの? 子どもたちの依存先になる居場所にはどのようなものがあるでしょう? ・家 ・学校 ・習い事 主にこの3つではないでしょうか? 依存先としては少なすぎます。 これ以

          居場所に必要な条件。

          吹田市で子どもの居場所を運営しています、NPO法人トイロです! 今回は、「居場所には、子どもと関わる多種多様な大人が必要」ということについて書いていこうと思います。 最後までご覧ください! 子どもを見守る目は多角的な方がいい。 先日、トイロの分校の設立に向けて、NPO法人つながるいのちさんとお話しました。 トイロに、隣の市からの相談が多いことから、ハコを探していました。 あるご縁から、つながるいのちさんも不登校支援を考えているということをお聞きして、お会いすること

          効果のあった不登校支援の取り組み。

          ご覧いただきありがとうございます。 吹田市で子どもの場所を運営してます、NPO法人トイロです。 今回は、「トイロで効果のあった実践」について書いていきたいと思います。 最後までお付き合いください。 ① 家での過ごし方をサポートする。 まず、行動のパターンやどのようなことに興味があり、何が行動の活性化につながっているのかを分析します。 YouTubeやオンラインゲームをしているだけでは行動の変容にはつながらないので、それぞれの生徒の興味を行動パターンから探っていきま

          大学生たちから学ぶこと。

          ご覧いただきありがとうございます。大阪の吹田市で、子どもの居場所と放課後の学習スペースを運営しています、NPO法人トイロです。 最近、教師を目指す大学生や、子どもの居場所を運営したいという大学生の方々とお話する機会があります。 それぞれしっかりとした理念、熱い想い、知識を持っており、とても刺激をもらえます。 そんな大学生たちと話をしていて、新たなビジョンが見えてきました。 学校現場が変わらなければいけないのなら、民間も変わらなければいけない。 これからを担う、新しい

          教育相談まとめ。

          相談のほとんどが叫びに近いもの。 ご覧いただきありがとうございます。大阪の吹田市でフリースクールと放課後学習スペースを運営しております、NPO法人トイロです。 11月になりまして、トイロも開校して半年目を迎えます。 あっというまです。 6月から10月で98件の相談がありました。 いったいどのような内容が多かったのかなどを今回は書いていきたいと思います。 最後までお付き合いください。 件数は重複しています。 相談内容について。 ①外に出ない。誰とも関わらない。

          元不登校の実話③中野さん(仮名)の場合。完結編

          前回までのお話です。 今の現状を変えようと思えた中野さんですが、学校へ自力で行くためにアルバイトを始めたのですが、いったいどんな出会いがあったのでしょうか。 今回で完結です。 どうぞ、最後までお付き合いください。 必要性を感じたからアルバイトの面接。 情報がない。 ずっと家にこもっていたので、アルバイトをどうやって探したらいいのか、どうやったらアルバイトできるのかが全く分かりませんでした。 とりあえず、両親に高校へ行こうと思ってること、そのためにアルバイトを始め

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          不登校支援て「教育」か「療育」か、はたまた新たなカテゴリーか。

          曖昧。ご覧いただきありがとうございます! 大阪の吹田市で、フリースクールと放課後学習スペースを運営しています、NPO法人トイロです。 来年度から放デイの運営を新事業として立ち上げるので、不登校支援を、「教育」と「療育」の両方の視点から実施していこうと思います。 そんな中、不登校支援をしている施設で、個別支援計画を作成していない所があるという事実を知って衝撃を受けました。 他から相談に来た保護者や、関わっている学校と話してて、愕然としました。 これが現状か… いつま

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          どれだけ辛いかわかってんのにそのままですか?

          学校にもそれ以外の教育施設にも行けない子ども達。 ご覧いただきありがとうございます。 大阪の吹田市で不登校の子ども達や、発達障害などで生きづらさを抱えている子どもたちのサポートをしています、NPO法人トイロです。 今回は、開校して5ヶ月を終えようとしている今、生きづらさを抱えている子ども達がいかに救われていないかを書いていきたいと思います。 最後までお付き合いください。 どこにも居場所がなかった子ども達。 現在、昼間のフリースクールには小2~中3まで、12名が在籍

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