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社会課題の根本を解決するためには、本質を見極める力をつけること。
いつもご覧いただきありがとうございま🙇
トイロです。
今回は、「盗難が起こらないようにするために、学校に財布を持ってこない」という決まりの本質はどういうことなのかについて書こうと思います‼️
みなさんこの決まりに賛成ですか?
今回も最後までお付き合いください😊
お時間があれば、こちらの私の生い立ちの記事もご覧ください。
https://note.com/connecttoiro/n/ndbeb9b6a87c0
財布を持ってくるなという校則。
教室でカバンに入っていた財布がパッと消えることはないです。
なくなったのなら、まず盗難を疑います。
担任しているクラスでこんなことが起こったらと想像するだけで、みぞおち辺りが重たくなります😰
まず、周りへの聞き取り、本人への状況確認、学年団や管理職への報告、保護者への連絡。
盗難だった場合は、加害者の指導、被害者に対する謝罪会、保護者同士の謝罪会などなど、時間と労力が費やされ、心も体もどんどん磨り減っていきます😱
と言うことを起こらないようにするために、校則に「必要のない場合は財布を持ってこない。必要のある場合は教師に申し出て預ける」と記されている学校がありました。
当時教師だった私は、この文言に違和感しかありませんでした😖
なぜか。
財布を持ってくるあなたが悪いんだよ。
「財布を持ってくるな」という校則があると、持ってきた人は校則をやぶったことになります。
校則をやぶって盗難にあった場合は、学校側はどういう反応になるでしょうか?
それは、「財布を持ってくるあなたが悪いんだよ」という新たな切り口を出し、さらには「あなたのような被害者を出さないように校則で決めてるんだから。」となります。
まるで、財布の盗難にあった被害者にも責任があるかのようになります。
違和感はここにあります。
学校としての本質は、盗難が起こらない環境を作ることなのでしょうか。
違います。盗難をしないように教育するのが本質です。
それは無理に決まっている。
よくこの答えを聞きました。
しかし、それが、物事の本質を見る力を弱めてしまっています。
何も起こらないに越したことはない。
問題が起こらない環境を作って予防する。
確かにそうです。
何も起こらないに越したことはないからです。
しかし、言い換えると、「表面上何も起こらないようにしている」ということになります。
本質から目をそらすことができる最適の方法です。
さらには、財布を持ってくるなという校則の本質は、問題が起こったら大変だから、事前に予防策を張っておこうということが強く内在されているなと感じていました。
これでは、環境が変わったときに、財布を盗難する人が出てくると思います。
本質を見抜く力を持って、根本を解決していないからです。
本質を見極める大人と表面を取り繕う大人。
財布の事例はほんの一例です。
それが全てではありません。
けれども、それに近いことは学校には多かったです。
生徒に本質を考えさせて、根本を解決していくということは少なかったです。
予防策を子ども達に提示し、何も起こらないようにして、表面上何も起こっていないようにする。
押し入れに物を押し込んで、その中はぐちゃぐちゃだけど、とりあえずきれいに見える部屋を作っているのと同じです。
部屋をきれいに保つためには、断捨離をして、残ったものを整理整頓する。
そして大事なのは、物を置く場所を決めて、それをずっと続けていくようにすることです。
これが継続されて初めてきれいな部屋が保たれます。
本質を見抜き、根本を解決することで、課題が本当の意味で解決されます。
表面上だけさらっと整えていては、学校以外の教育の選択を選べる社会は作れない。
社会には様々な課題があります。
それを解決していくことで、誰もが生きやすい社会が実現されます。
本質を見抜いて、根本を解決することです。
トイロは、学校にいけない子ども達に、教育を届けることを一番としています。
ここで、改善すべきは、行政の動きということをよく聞きます。
行政が、子ども支援をしているところに補助金を出す、情報を届けるために連携する、学校と情報共有できるシステムを作るなど。
そこを解決して、学校にいけない子どもの教育機会の確保が保障されるかと言えばそうではありません。
表面をさらっと整えただけに過ぎません。
それでは、まだ、学校が全てという土台の上にたっているからです。
大事なのは、教育において、学校の質を変えることと、学校以外の選択肢が当たり前になることです。
しかし、学校は全ての子どもの受け皿になることは、今の時点ではほぼ不可能です。
ある一定の層の子どもたちに特化した教育システムになっているからです。
学級の人数、点数による到達度の管理、おしなべて平均以上を求められる体質など。
だから、自分で教育機関やホームスクーリングを選択して、そこで学校並みの教育を受けているんだと、堂々とできる環境が必要なんです。
そのためには、フリースクールと言うものが、居場所の機能だけではなく、教育の場なんだと認知されるように、運営側が尽力することが大事だと思います。
行政や学校に頼らず、独自のカリキュラムで、地域に認められることこそが、地域の子ども達が安心して通える選択しになるのではないでしょうか。
学校が全てじゃない。
元不登校で、教育大学に入り、教師になった私自身がそれを証明しています。
あるものをリセットするには、パラダイムシフトを見極める。
行政主体ということがもはや古いと思います。
もう民間の時代が来ています。
民間が行政をも動かす時代です。
実際、行政側の方々と街づくりのことでお話させていただくのですが、その方々が、行政でできることの限界を感じています。
それは、行政の体質は1人や2人が声をあげても、簡単に変えられないからです。
だから、役所の方で、熱意ある方は退職して、民間団体を立ち上げています。
教師も似たような現象が起こっていました。
今、行政の専門家が、民間で専門的なことをしていく波が広がっています。
パラダイムシフト。
民間団体は行政を頼るのではなく、自分達の力を発揮して、社会課題を解決していく時代になると思います。
そのために、経営における発想力、つながりをつくる行動力、人の心を動かす熱意、人を惹き付ける人格、後継者を育てる代表の器量を磨いていかなければなりません。
1番は、社会課題の根本を解決するための、本質を見抜く力をつけることです。
新しい時代がもうすぐ来ます。
最後に、利用できるものが増えました。
今や、クラファン、寄付サイト、SNSなど、利用できるものがたくさんあります。
むしろ、これらを利用する力がないと活動の幅は広がりません。
発信の中で、社会課題の根本を解決しようとしているから、人の心が動くのです。
だから、社会課題を認知してもらえるようになります。
そして、サポートしてもらえるようになります。
この点で言っても、行政頼み、行政主導というものが、旧態依然とした考えだと思います。
出来ない理由を並べるのではなく、やり切る。
これしかないです。
まとめ
・本質を見抜くことが、社会課題を解決する本当の方法。
・民間がグイグイと社会に働きかけていってるパラダイムシフトが起こっています。
・やり方で、行政関係なく活動している民間団体は居る。やり切ること。
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いいたします!
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