国際ニュース TOP3 (6月20日)
1位:ロシア・北朝鮮、新条約締結
ロシアのプーチン大統領は19日未明(深夜2時過ぎ)、北朝鮮の平壌に到着。金正恩(キムジョンウン)総書記が出迎えた。
首脳会談では、安全保障、エネルギー、経済の「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名。
いずれかの国が攻撃されたとき互いに支援することを規定。
プーチン氏は軍事技術の提供もあり得ると表明。
また、米国やNATO加盟国がウクライナへ武器を支援し、それを使ってロシア領内を攻撃することに同意していることを非難した。
2位:中国・マレーシア、経済協力協定
中国の李強(リーチアン)首相とマレーシアのアンワル首相がマレーシアで会談。
5年間の経済協力協定を更新。
中国の「一帯一路」の主要プロジェクトである、マレーシア東海岸鉄道の建設推進や、マレーシアからの生のドリアンの輸出を可能にするなど、協力関係を強化。
マレーシアは南シナ海の領有権で中国と対立しているが、同時に中国は最大の貿易相手でもある。
李氏は、南シナ海の領有権問題は中国とASEANが自主的に解決するべきだと述べ、米国の介入をけん制した。
3位:中国車メーカー、EU車への報復関税要求
中国の自動車メーカーと業界団体は19日、EU製の大型ガソリン自動車に対する追加関税の導入を政府に要求。
EUは12日、中国製EVに対し現行税率10%+最大38.1%の追加関税を決定しており、それに対する報復。
中国は17日、EU産の豚肉に対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始しており、EUへの圧力を強めている。