妄想本屋さん開店します
読書の秋という事で、本に関するイベントがあちこちで開催されているようです。
こういうイベントに参加するというのは人混みのあまり好きでない私にはハードルが高いのですが、noteを書き始めている今、私の妄想本屋も開店してしまうことにします。
一番開きたい本屋の理想というと、どんな本でも見つけることができる、ある意味amazonの倉庫の本が全て手に取って見ることができるような、世界最大の書店。
というのが理想ですが、間違いなく無理。
では、できるだけ理想に近い夢の本屋というとどうなんだろう。
と考えると、いろんな妄想が膨らみますが、今ある本屋と同じではつまらない。自分で行ってみたい、自分でも停めている本屋とは何なのだろうといろいろとぐるぐると考えた末に、思いついた本屋を発表することにします。
昔、中学生、高校生、大学生と学生時代は本屋巡りをしていた時期がありました。この本屋にはミステリが豊富、この本屋ではSFがたくさんあって、この本屋では文庫本がたくさんとか、本屋の特色が少しではありました。
でも、大型書店が出来て、小さな新刊書展も、どこに行っても特色がなくなってきて、一番本がたくさん取り揃えている本屋だけで買うようになりました。
そして、amazonが出てきて本屋で見つからない本も即行で注文できて配送して自宅に届けてもらえる。ネット書店を利用していた時期を過ぎ、近所の本屋で働くようになり、書店員割引がきくようになってからは、自分が勤める本屋で、自分で注文した本を取り寄せて、自分が勤める本屋で買うという、本屋の売上げにも貢献し、自分もお得という時期を過ごしました。
が、本屋は閉店。
現在では広島のゆめタウンの中にある、紀伊國屋書店でほとんど本を買っています。
ちょっと前までは、紀伊國屋とジュンク堂書店と二ヵ所で買っていたのですが、広島駅前の広島県内で一番小説が豊富な書店であったジュンク堂がリニューアルで売り場面積が狭く本の量が圧倒的に減ってしまい、もう、新しい本屋に期待するという事は低くなり、ますます行く気をなくしてしまっていたのです。
これまでとは違う形の書店として、大々的に大きな書店を標榜していたところもありましたが、あえて書店名は伏せますが、広々とした売り場面積に天井近くまでぎっしりと本が並べられていましたが、よく見ると手の届かない部分の本は全て書影。本の並べられている写真。
そして、本の並べ方も独特なのは良いですけど、自分の探す本が圧倒的に見つけにくいがっかり書店だったのです。
で、最近は書店主の個性を反映した様々な書店が全国に生まれているらしいというのもちらほらと耳に入るようになり、御書印というのも興味を持ったので、本屋巡りを復活させようと思ったわけです。
それでは、肝心の私だったらどんな書店にするのかというと、自分の読書傾向から言って、一冊読んで面白い作者だと思ったら、その作者の本は全て読みたいという読み方をします。
で、その作者の本を全部読もうとしても、なかなか集めにくいというのがあります。
だから、作者別に特化した本屋を作りたいと思います。
作者は33人と限定し、小説20名、漫画10名、その年のオススメ作家3名、として33人の作者に特化した本屋。
その選ばれた作者の本で手に入るものは全て本屋に並べるという本屋です。
そして、作者に関しては、毎月一人入れ替えていくという方向でやっていこうと思います。
どうでしょう、こういう作者特化型本屋。
書店主の趣味全開で、新たな本にも、手に入りにくい本も取り揃えられるような気がしませんか。