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詩 散文集

61
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2023年8月の記事一覧

リフト|詩

早い夏の 繰り返した ダンスと やがて迫る 浮かぶルール ステップで 夜の 浜辺 紙袋の…

14

夏休み|詩

モペットのペダルを 1.2.3 踏みつけて通り過ぎ いつかの過去も課題も 忘れ去って図書館に 君に…

10

tranquilizer generation|詩

退屈な痛み部屋の中 君は日がな壁を見続け 意味のない祈り増えてくレコード 彼は湖 親の車 …

Night Driving|詩

口笛吹いて 君が連れ出して 名もない夜にドライブ 嫌なことなど全て 忘れて 今 広がるカーブ …

53

夜あけ前|詩

アルコール越しに 眠って起きて 午前3時 みんな寝静まっているから こんな時間に起きて 私は本…

なつかしい|詩

なつかしい 声  光で散って もうどこにもない 言葉もなく 意思もない だんだん芯だけになっ…

一人がいいね|自由律

一人はいいねと 思うけれど 一人じゃない

夏の惑星|詩

さかのぼる 窓枠に肘をついて 火星の運河を想っている 甘い夜風がカーテンを揺らすとき 夜空…

11

SUMMER RIDE|詩

誘う南の風と 夏の真夜中の底で 失われた先 終わりの先で 始まり 信号機 ヘッドライト ボーリ…

背景|詩

さざめく記憶の海景曇下 君の姿はいつしか消え その実感だけが降り積もる

THE SMITHS|日記

36度を超える炎天下に 横浜の山手を外人墓地を抜けて歩いた 僕の腕はすぐに汗に濡れたけど 君…

火曜日の朝|自由律

朝起きて 歯を磨いて ヒゲを剃る 僕は君から自由になったけど、 なんだかベッドの上に脱ぎ捨て…

思い出す|自由律

キッチンに 差し込む日差しが 鮮明で レイドバック レイドバック

ビッグ・サー・サマー|詩

僕のビック・サーの夏は 朝早い電車の中で過ぎていく 頭を外して おけたらいいのに 弱冷房は避けていこう