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夏の惑星|詩

さかのぼる
窓枠に肘をついて
火星の運河を想っている
甘い夜風がカーテンを揺らすとき

夜空に炭酸水こぼして
タバコに火をつけ
レコードをターンテーブルに
ゆっくりと君の事を考えている
3つのステップで
きみのとこまで
行ける
そんな風に
考えている

ふかふかの枕の上
目を閉じて耳を澄ます
ぱちぱちと
炭酸水の川が
流れる音だけが
ずっと続いていく

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