【ないから作る】 Fiat X1/9(2024/6月号)
今月のお品書きです。
内装を作る
先月までに作ったものは、窓ガラス部分を埋めてしまい、内装なしとなっていました。これは『2mGandini』企画の締切に間に合わせようとしたためのものでしたが、6月を「延長戦」として、この1ヶ月で内装を作りました。
なにぶん 1/43 スケールなのであまり細かいディティールを作って行っても印刷できないため、ここは「これくらいなら出るよね」というカンと読みで作っていきます。
中でも問題なのは三角窓の柱です。前後どちらともつながっておらず、柱がドアに突き立っているだけです。実際の車では内側に差し込まれる部分があるので強度的に問題ありませんが、今回の模型では大きさが大きさだけに実際と同じように作ることもできません。
FDMプリントでは印刷する方向を調整することで、細い部品の強度を保つ工夫をすることができます。柱が水平に出力されるように印刷方向を調整することで、上の写真のようにいかにも折れそうに見えても意外に強度を出すことができます。
発覚
仮組みをしていてふとボンネットの部品を見ると、なんとなく違和感がありました。眺めることしばし…
なんとポップアップ式のライトのカバーの形が間違っていました。なんでこの形にしていたのかも、今のいままで気がつかなかった理由も全くわかりませんが、とにかく間違っていました…修正はそれほど難しくありませんでしたが、それにしてもなんでだろう…謎です。
内装付きで仮組み
そんなわけで一通り内装部品を印刷して仮組みです。思いのほかスムーズに事が運びまして、手に乗せてニヤニヤしてました(笑)
そして怒涛の仕上げ作業へ
仕上げ作業に使える時間が1週間しかなかったため、仕上がりには不満のある点が多々ありますが、兎にも角にも一旦仕上げまで持っていこうという事で吹きっぱなしではありますが塗装して組み立てたものがこちらです。
取り外し式のルーフを付けることもできます。
サイドビューが、まさにガンディーニデザインといった趣で最高です。
この後は
組み上げていく過程で、色々と部品の分割や組み立て手順で「これは直さないと」とか「こうした方がいいよね」という発見が多数ありました。一度それらをフィードバックしてX1/9をもう1台組み上げたいとは思いますが、それらの知見を別の車につぎ込んで作っていきたい気持ちもあります。何しろ作りたい車はたくさんあるもので。
ああ、そういえば1/24スケール化とエンジンを作ったりもしたい…時間はいくらあっても足りませぬ。
ではまた。
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