振り回されないようにね。
誰かの一言が、
ずっと心の端に残り続けている。
そのようなことは、
多くの方にあるのではないでしょうか。
その言葉が
自分を幸せにしてくれる言葉なら
いつまでも大切に
心の中に、
クリスマスツリーに
オーナメントを飾り付けるように
ひとつひとつ飾っていきましょう。
必要なときに、
飾り付けた言葉たちを思い出して、
幸せな気持ちになりましょう。
しかし、
言葉というものは、
時にブローチやピンを
つけるのに失敗した時の
ちくりとした痛みのようにもなり、
時に清らかな流れを濁らせる、
汚泥のようなものにもなります。
言葉一つで人を、
元気づけることもできれば、
落胆させることもできます。
それは、
他人に発する言葉だけでなく、
自分自身に対して発する言葉も
そうなのです。
それ以外に、
全く自分とは関係のない人々が
発する言葉に影響を受けることもあります.
外で食事やお茶をしているとき、
自分とは関係のない人たちが、
愚痴や悪口、後ろ向きな言葉ばかりで
おしゃべりをしていて、
それらを浴びてしまうときも
なかなかに心憂く思います。
そして、
そういうおしゃべりで
盛り上がっている方々は
何故かお声が大きい。
自分に言われているわけでないのに、
なんとなく心が重くなります。
言葉にはそういった力がある、
と私は思っています。
なので、
発する言葉には
どんな場面でも気を付けなければ
と思います。
ですが、
完璧な人などありませんから、
気を付けるといっても、
難しいですよね。
機嫌のよいときに発する言葉や
受け止めた言葉、
機嫌のよくないとき発する言葉や
受け止めた言葉。
それぞれ、ちがうと思います。
同じ出来事でも、
そのときの状態で
捉え方も変わります。
どんなに普段穏やかに見える人でも、
状態や捉え方によって、
発する言葉や
言葉の受け取り方は変わります。
なので、
あまり人の発した言葉に
振り回されすぎないように。
良いことも、
良くないことも、
受け取ったら、
自分だけの言葉に変換してから、
自分の心に届けるか、
届けないかを選択して、
自分の心を守ってあげられたら
いいのかな。
そんな風に思いました。
『落ち着け。
人を恨んで自分をダメにするな。』
ヘルベルト・フォン・カラヤン
年末にシュトラウスを聴けると幸せだな、と思います。
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