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これぞタイらしさ/今のおうちが気に入っている理由

私は今のバンコクのお部屋に引っ越してもうすぐ2年が経とうとしている。
はじめは、こんなにバンコクにいることも想像していなかったし、この部屋でこんなに長いこと住むことも想像していなかった。

改めて感じる、この部屋の好きなところ長居しちゃう理由を書いてみる。

タイと台湾の生活で、およそ8箇所移動している私としてはこんなに長く留まるのは、台湾離島以来だ。

チェンマイもなんだかんだで、最終の場所にたどり着くまで移動はあった。
チェンマイは街そのものが大好きだから、お部屋はたいしてこだわらずそこそこをチョイス。

お部屋のこだわりがみえてきたのが、台湾の生活からかもしれない。
失礼ながら、その街にそこまで気持ちがない場合はいかに自分の空間を最高にするかが重要になってくる。

街が微妙とかって言っているわけではなく、自分の本位でそこにいるわけじゃない時などいろんな事情がその時々である。
それに加えて、日本的な賃貸から海外スタイルを知っていって、そこも含めていろいろ試してみて今の選択や価値観が生まれたともいえるだろう。

そして今回のお部屋のどこが気に入っているか。
第一はやはりサウンド。ここは私にとってかなり重要なんだ、ということが台湾離島から発見できた。

車の音より、人間の声よりも大半が鳥の鳴き声。
この環境にいかに長くいれるかで、自分自身の心地良さや頭がクリアになるこの感じを保つことができる。これが私にとって最高の幸せサウンド。

次に景色。
これは普段からこだわっているひとつで、自分の目の前に入る景色にはけっこう気を使っている。
カフェを選ぶ際も人が多いところは避ける、目の前に望んでいない景色が広がる席は避ける、壁を見ることはまずない。

というくらい、何かを考える時やまったく考えないでぼーっとする際も目の前の180度の景色はとても重要。

今の部屋はそこが完璧で、私の部屋の1階のベランダのすぐそこが庭担っている。
太陽が差して、木や植物に光が照らされて、鳥や猫や時にはリスが目の前を通過する。小さな森の中に存在出来ているような気持ちになる。

仕事や考え事の休憩がてら、ふと外を見ると珍しい鳥がいて観察したり、
すぐそこは民家なこともありオープンなタイ人の叫ぶように陽気な挨拶や世間話が耳に入ってきては、クスッとしたりタイ語を聞き取ってリピートしてみたりする。

集中しやすい環境でありながらも、安らげて休憩しやすい環境でもある。

そして憧れであった猫との暮らし。
これもタイらしい猫の飼育だからこそ、こんな風にふれあってほぼ毎日猫と過ごす時間が私の生活に存在している。

猫、自ら玄関でにゃーと声をかけてきて中にいれてそのままくつろぐ日もあれば、私と同様お庭が好きなのでお庭へと探検に出かけていく。

そうかと思えばしばらくして戻ってきて、かまってほしそうにする。
そうとうなワガママ猫だと思いつつ、これもまた日常のスパイスとして堪能させていただいている。

あとは、オーナーさんとここの賃貸スタイルのあり方。
もはや何年契約や更新など存在することはなく、毎月月末近づくと水道代含む請求がラインに届く。

お金を現金でぴったり用意して、自分のタイミングでオーナーさんを見つけたら声かけて渡す。
最近は、オーナーさんがいない時が多いので1階のカフェのお姉さんが知り合いらしくお姉さんに声かけ渡すという私だけに対応してくれているスタイル。

なぜならば、この建物外人は私一人だからだ。
こういうところもローカル感じながら暮らせていてとっても好き。

憧れの外キッチンライフも忘れちゃいけない大事な要素。
キャンプとかアウトドアをしない私だけど、外で料理する楽しさとワクワク。
もちろん蚊がいる時もあるから、蚊よけスプレーしたり、時間帯で暑すぎる時期は朝だけ作ったりと工夫は必要だ。

その不便さも含めて、完璧すぎないこの暮らしが私には合っている。

振り返ったら魅力いっぱいの私のお部屋、どうぞこれからもしばらくよろしくお願いします。


2024.11.6 concoji

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