市民ランナー グランドスラム
陸上競技はタイムで結果が決まる非常にわかりやすい競技です。
タイムという明確な指標があるため、勝ち負けがわかりやすいのは当然ながら、競技レベルが違っても目標を立てやすいという点は、生涯スポーツとして取り組むのに相性が良いスポーツと言えます。
今回は、市民ランナー界隈で目標と言われているグランドスラムを達成できたので、市民ランナーのグランドスラムについてまとめました。
市民ランナー グランドスラム とは?
フルマラソン、ウルトラマラソン、富士登山競走の3種目を以下のタイムで走り切ることです。
フルマラソン・・・3時間以内(4'15/km)で完走
ウルトラマラソン・・・10時間以内(6'00/km)で完走
富士登山競走・・・4時間30分以内(制限時間と同じ)で完走
フルマラソンは「速さ」、ウルトラマラソンは「長さ」、富士登山競走は「高さ」の強さを表しているそうです。
富士登山競走に関しては「運」の要素も含みます。
なお、1シーズンで全て達成することを、年間グランドスラムと言うらしいです。
難易度
フルマラソン
3時間以内で完走するには、イーブンペースで4'15/kmとなります。
■難易度
毎年、ランナーズに掲載されている全日本マラソンランキングの2023年度版では、サブスリーは男性だと上位7.9%、女性だと上位1.1%でした。
ちょっと前まで、サブスリーは上位3%くらいでしたが、厚底シューズの登場と競技人口の増加で達成者が増えているようです。
■達成のポイント
最近の大会は、ペースメーカーがつくことが多いので、自分でペースを作るのが苦手な方は目標タイムのペーサーがいる大会に出ると良いでしょう。
ウルトラマラソン
10時間以内で完走するには、イーブンペースで6'00/kmとなります。
ただし、ウルトラマラソンのコースはアップダウンや信号、エイドなどがあるため、実際は6'00/kmを切って走り続ける力が必要です。
■難易度
距離が長い分、コースや天候の影響を受けやすいです。
富士五湖ウルトラマラソンの場合、2024年大会は、男性が11%(121/1132名)、女性が5%(14/278名)でした。
■達成のポイント
10時間という長い時間動き続けることに慣れることが大切です。
登山や街歩きなどで、1日中動き続けることを心がけましょう。
ペースはフルやハーフと比べると、ゆっくりなのでいかに止まらずに動き続けられるかがポイントです。
また、後半はひとり旅になることも多いので、ひとりでも走れるように単独走にも慣れておくと良いと思いました。
富士登山競走
4時間30分以内で完走するには、五合目の2時間15分、八合目の4時間の関門を突破する必要があります。
■難易度
2024年大会の場合、完走率は40.8%(678/1661名)でした。
なお、五合目コースを2時間20分以内で走らないと、山頂コースにエントリーできないのですが、五合目コースへのエントリーは先着のため、毎年ランネットのサーバーが順番待ちになるほどの激戦です。
ふるさと納税枠もありますが、人気大会のため、そちらも抽選になっているようです。
■達成のポイント
登りしかないコースでロード、トレイル、山岳の3種類のパートに分かれています。
ロード(市役所~馬返し)を60分、トレイル(馬返~五合目)を60分、山岳(五合目~山頂)はとにかく登るみたいな感じで、完走しました。
馬返~六合目の登山道は道幅が狭いため、渋滞が発生するようです。YouTubeなどで見ていると、馬返通過が65分以降から発生しているようです。
トレイルランナーではないので、ロード区間で貯金を作るプランが幸いし、渋滞には巻き込まれませんでした。
達成したレース
達成したレースのガーミンとレースレポです。
神戸マラソンは2025年からコースが変わるので、レースレポは書いていません。
神戸マラソン
富士五湖ウルトラ
富士登山競走
参考までに、直近2年間の走行距離です。
2023年3月は、転職の有給消化でひとり箱根駅伝プロジェクトで距離が伸びています。
距離にこだわらず、怪我をせず、オーバーワークに気をつけて走り続けることが大切だと思います。