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【育児日記】娘の寝かしつけが最近楽しくなってきた。
最近、寝かしつけがあまり辛くないと気づいた。
娘はもうすぐ4歳。
育休から復帰した1〜2歳の頃は、本当に寝かしつけが辛かった。
娘は寝るのが遅くて、2歳の頃は、23時を過ぎる時もあった。
夜泣きで起きることもあったし、そうすると、寝不足な状態で翌日仕事に行くことになる。
寝かしつけが辛くて虚無になってた頃に書いた記事が、これだ。
だから夫とは、寝かしつけと添い寝を一日交代制にすることにした。
添い寝した日は寝不足でも、翌日は一人でゆっくり寝て回復できるからだ。
この仕組みはとても良かった。
娘がなかなか寝てくれなかったり、夜泣きが酷かった日も、「明日はゆっくり眠れるから」を心の支えに頑張れた。
「辛い寝かしつけで寝不足の日」と、「ゆっくり一人で寝れる日」のコンビネーションだった。
それが最近では、逆になりつつある。
娘が夜通しよく寝るようになったので、添い寝をしてそのまま早く寝落ちた方が、大人の私たちもぐっすり朝まで眠れる。
一方で、寝かしつけしない日は「自分の時間だー!」とばかりに、本を読んだりゲームをしてりと、うっかり夜更かししてしまい、翌日寝不足になるのである。
「寝かしつけした日」の方がしっかり睡眠がとれて、「一人で寝る日」の方が寝不足という、逆転現象が起きているのだ。
そして、それだけでなく。
寝かしつけの日を、「辛い」と感じなくなった。
それどころか、楽しいとすら思う。
「はて、何故だろう」
と考えたところ、一つの要因は、絵本の読み聞かせだと気づいた。
以前は、絵本を読むのが辛かった。
なかなか寝ないと保育士さんに相談した時、「絵本をたくさん読んであげてくださいね」と言われた。
なので頑張って読んではいたけれど、寝るまで1時間以上、同じ絵本を何回も繰り返し読むのが辛かった。
けれど最近は、絵本を読むのが楽しい。
なんでだろう。
最近読んでる絵本な何か。
はらぺこあおむし、
14匹の朝ごはん、
ぼくは歩いたまっすぐまっすぐ、
おでかけのまえに、
手ぶくろを買いに…。
そうか、と気づいた。
絵本のレベルが上がったのだ。
少し前までの絵本は、赤子が食いつくようなものだったから、ストーリー性があまりなかった。
いないいないばぁ!
とか、
どーこだ!
とか、
だるまさんが〜どてっ!
といった、驚きのあるものとか。
それも可愛くて面白くはあったけど、何十回何百回も読むのはさすがに疲れるし、なんども「ばぁ!」とか大きくアクションをとるのは辛かった。
けれど今は、ある程度ストーリーのある絵本をしっかりと読めるから、私も楽しいのだ。
有名だけど読んだことなかった絵本は「こんな話だったんだ!」となるし、読んだことのある絵本も「こんな話だったっけ」「今読むと受け取り方が変わるなあ!」など、新しい発見もある。
少し前までは文章の多い絵本を読むと、娘が退屈して待てずにページをめくってしまっていた。
でも今は、娘もちゃんと最後までお話を読める。
なんならちょっと難しい、少し上の年齢のものの方が、わからないなりに真剣に聞こうとのめり込むくらいだ。
ストーリーのしっかりした絵本なら、2,3回繰り返して読むのは苦痛じゃないし、ある程度長さがあれば、娘も3回以上は「読んで!」とはならない。
そうして自分も楽しみながら、3.4冊読んでいると、そのうちに娘はうとうとしてきて、くっついてきたら電気を消して、あっという間に寝るようになった。
寝る時間も、1時間以上早くなった。
絵本を読みながら、ふと思い出した。
私は国語の時間が大好きだった。
今でも、人よりよく喋るし早口な私は、授業中ずっと黙っていることが辛かった。
かと言って積極的に答えられるほど、勉強はできなかった。
そんな中、唯一楽しかったのが、国語の時間だ。
物語をたくさん読めるのが単純に楽しかったし、何より、私は文章を詰まらずに読むのが得意だった。
子供時代、唯一褒められたことと言える。
一度「読むのが上手ね」と褒められると、単純なので、「早くあてられて読みたい!」と思うようになった。
なんなら、私のところでなるべく難しい文や漢字のところがあたり、それでも詰まることなくすらすらとよんで、みんなを驚かせてやりたいとすら思っていた。
(実際はそこまでは上手くなかったが)
それくらい本を読み上げることが好きだったことを、絵本を読んでいるうちに思い出した。
やはり、本を読むのは楽しい。
文を声に出して読む機会なんて無くなってしまったから、物語を口に出しながら読むのは久しぶりで、とても新鮮だった。
こうなってくると、もっといろんな本を読み聞かせたくなって、というより自分が読みたくなって、図書館に行ってみた。
すると図書館には山ほどの絵本があって、「絵本の玉手箱やー!」となった。
図書館には何度も通ったけれど、それは小説とか読むようになった学生の頃からで、子供の頃絵本を借りたことはなかったのだ。
私は意気揚々とたくさんの絵本を借りた。
それを読み聞かせながら物語を知ることも楽しみだし、それを聞いて、娘が楽しんでくれることも嬉しい。
これからもっともっとたくさんの絵本を読めるんだ。
そう思ったら、寝かしつけの時間は「お楽しみ」の時間になったのである。
終