#17 コンポストを防災に役立てたい
コンポストをしている仲間とよく、「コンポストは防災にも役立つね」と話しています。
毎日、生ごみを自分で土に還しているので、もし、災害が起きて、ごみ処理に困ったときでも、「生ごみ処理はなんとかなるし、周りの人の手助けもできる」と思えるようになったからです。
「この生ごみの量ならこのくらいの量の土があれば数日で分解できる」とか、「このくらいの深さで埋めれば、臭いが出ず、虫も来にくい」などの感覚は、コンポストをしばらくやっていれば自然に身についてきます。
また、トイレについても、今、SNSで、ビニール袋や新聞紙などを使ったいろいろなやり方について情報が出ていますが、コンポスト的な手法もあるのではないかと思っています。
地面に穴を掘ってそこに各家庭で作っていたコンポストの中身(微生物たっぷりの土や堆肥)をいれて、用を足したあとはまた土や堆肥をかぶせていけば、ある程度の人数分は処理できるのではないかと思うのです。
まだ、自分でやってみたことがないのであまり確信を持って言えないのですが、子どもの頃、林間学校のキャンプで土を掘って、周りを布で囲ったトイレを作り、これで大丈夫なんだなと思った覚えがあります。あれと同じなのでたぶんできると思っています。
もし、コンポストを日常的にやっている人が増えていけば、地域にそうした知識やスキルを持つ人が増え、災害時にも、全員分は無理としても少しでも、ごみやトイレの悩みを減らせるのではないか・・・そんなことを思いながら、毎日、ニュースを見ています。
コンポストを地域の防災にどう役立てるのか、これからはこのテーマをさらに考え、行動も起こしていきたいと思っています。