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#19 キエーロの適度な土の量の目安をご存じですか?
急に気温があがってきた今日この頃、みなさまのキエーロの様子はいかがでしょうか?冬の間に分解し残っていた生ごみの塊がぐんぐん消えていくのがこの季節ですね。(生ごみが“消える”コンポスト「キエーロ」についてはコチラをお読みください!)
さて、キエーロをこれから始めてみようかな・・・と考えていらっしゃる方も多いかと思いますが、キエーロをうまく続けていく上で大事なポイントが、土の量と生ごみの量の関係です。キエーロの中にはたくさんの多様な微生物たちが住んでいて、生ごみを食べて(分解して)くれているのですが、いれればいれるだけ食べられるというわけではありません。(人間の胃腸と同じで、食べすぎると、消化不良を起こしてしまいます。・・・)
分解できるキャパシティより多く入れすぎると、分解しきれない生ごみが残り、腐敗による臭いや虫を引き寄せる原因になってしまいます。(これも人間側からすると、「いやだ~」と思ってしまいますが、腐敗を起こす菌や虫の側からすれば、分解の助っ人に来てくれているとも言えるのですが・・・・)
いろいろこれまで試してきた結果、キエーロオフィシャル(キエーロ普及の公式団体)HPでは、以下の量を目安としておすすめしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1711939152420-bEFqAtqDVG.jpg?width=1200)
使用中のキエーロに、何リットルの土をいれているのか、知らないな~と言う方も多いと思いますが、縦㎝×横㎝×高さcm÷1000=土の量(ℓ)が計算できますので、ぜひ、ざっくり計算してみてください。
目安の量となっている100ℓはいるキエーロは結構大き目のタイプになります。
それで最大量が夏場500g、冬場280gなので、家族3~4人のご家庭ならまあまあいけるかなという量です。
プランターを転用した「ミニキエーロ」をお使いの方は、もし、中身の土の量が30ℓくらいでしたら、夏場150g、冬場84gとぐっと少なくなりますので、入れすぎにはご注意くださいね。
分解を助けるためにやれることは、生ごみをなるべく細かくすることです。
(裏技ですが、フードプロセッサーを使って生ごみを刻んでいる方も!この方法だと、上記の量を超えて投入しても、分解が進んでいくと思います。小さ目のキエーロでもっと生ごみをいれたいと思っている方は、一度、試してみては?)
キエーロを考案された松本さんは、「魔法はないんですよ」とよくおっしゃってます。
キエーロは自然の土壌の分解プロセスをなるべくいい条件で起こそうというものですので、何かこうすれば分解量が倍になる・・・みたいなことはありません。
微生物たちも生き物です。ストレスをかけすぎず、優しく見守ってあげましょう。