ことのはいけばな ;雨水第5候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。
はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅のはじまり。
植栽を手がけたコロナにより営業自粛の続くホテル。植物は擬の地面でも、大気に差し込んだ身体で機微を察し、春を招く。引き寄せたけど、水槽を眺めるような。
カプセルの内より眺む擬似自然アアソウカイの春に霞みて
春霞コロナウィルススギ花粉黄砂も何も祓う松籟
ひたすらに光の方へ伸びていく鳥の軽さも霞も食べて
八つ手なら光があれば何処へでも天狗ちゃんもやってくるかも
百日紅夏を待ってるすべすべの後ろ姿の枯れ石蕗と
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?