文藻の琳派たれ!7年を経てこの言葉に出会った。花立てるように歌も立てたい。
花と歌を同時に活ける。ローカル72候マラソン。
*歌つくり人の皮脱ぎほう法華虚
花の連句「めぐり花」を実践する花の座。花綵列島であるこの島嶼列島の風土と共にある花を活けるという振る舞いを、言葉や行事から紐解き、めぐり花という方法で花の祭を共創して行きます。
花を活けるように、言葉を三十一文字の器にのせて活ける。地軸の傾いた地球に乗って、太陽の周りを一巡り。花を立て言葉を立てて、遊行します。
まなかい…
行きかいの風景を24節気72候を手すりに 放してしるべとします。
万葉集
子らを思へる歌一首并せて序
釈迦如来の、金口(こんく)に正に説(と)きたまはく「等しく衆生(しゆうじよう)を思ふことは、羅睺羅(らごら)の如し」と。又説きたまはく「愛(うつくし)びは子に過ぎたるは無し」と。至極(しごく)の大聖(たいしやう)すら、尚(な)ほ子を愛(うつくし)ぶる心ます。況(いは)むや世間(よのなか)の蒼生(あをひとくさ)の、誰かは子を愛(うつくし)びざらめや。
瓜食めば 子供思ほゆ 栗食めば まして思(しの)はゆ 何処より 来りしものぞ 眼交(まなかひ)に もとな懸(かか)りて 安眠(やすい)し寝(な)さぬ
ひとまわり違いの弟を持ったせいもあり もともと絵本好きで高校生の頃は絵本作家になりたかったのを 思い出しています 児童書の卸をしている書店が高校のすぐそばにあって よくそこに入り浸っていました コロナ騒動が始まる少し前 なんとなく3月くらいから キャラクターが色々生まれてきたので 設定を考え お話を添えたりひいたりしているうちに のめり込み ひとまず5つの小さな物語が 生まれてきました 季節が巡ってくる不思議 ささやかで 目に見えない 遠くで いつも 無数の不思議が生起し 世界が回って 出会いと別れを繰り返し 流転し ちっぽけな存在だけど いのちは 星のように瞬き 花のように華やかに 輝く
内なる 古き緑の大地へ まずは北の森のお話から4つの物語を順番に公開します ひたすら旅立ちだけの物語です 花を切って活けると言うことを続けてきているから 生まれてきた物語かもしれないと 思っています