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<料理>冬のサラダいろいろ

わたしは季節外の野菜を可能な限り買わないようにしているので、冬はレタスのサラダを食べない。

時折、マーケットに温室育ちの子が出てくることがあって、そんなときはいただくけれど。

そうなると、冬のサラダはおおむね、人参、大根、玉ねぎ、蕪、ビーツ、セルリアックなどの根菜類、寒さに強いから冬のマーケットでもよく出会うケール、保存品のキャベツ、白菜なんかが主役になる。

そんな中でも、素材が手元に揃いやすいのでよく作るのが、ウォルドルフ・サラダ。

セロリとりんごが揃えば、それだけで作れるのが手軽でいい感じ。

冬はシチューをよく作るので、香味野菜用に季節外ではあるけどセロリを買うことがあるし、りんごはマーケットで手に入る。
他には、くるみや玉ねぎを入れたりもできる。

食べやすい厚さと大きさに切ったセロリとりんごを、よく水気を切ってからマヨネーズ、もしくはマヨネーズベースのドレッシング(マヨネーズ+オリーブオイル+ビネガー+塩少々、必要なら水)で和えたらできあがり。

冬場の濃い味の煮込みメニューに合わせたりと、ちょっと生野菜を食べたいときに使える。

マヨネーズを使うことでセロリのくせを感じにくくなるので、セロリはちょっとな〜、という方も試してみる価値はあるかもしれない。
セロリが苦手な場合は、冷水にしっかりさらしてアク抜きしても。

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この日のウォルドルフは、実はクリームチーズをベースにした。
クリームチーズをレモン汁と水で柔らかくのばし、マヨネーズくらいになったら塩胡椒で整えて、野菜をあえる。

玉子のかおりはしないけど、コクのある美味しさになって、これはこれでありかな、と思う。
他にもクレーム・フレッシュ、サワークリーム、ヨーグルトなどを応用してみるのも美味しいんじゃないだろうか。

わたしはウォルドルフ・サラダをマヨネーズベースではなく、オリーブオイルとレモン汁と塩だけで作ってしまうこともある。
ウォルドルフではなくなってしまうけど、あっさりしていて別のおいしさ。

実はこのウォルドルフ・サラダはニューヨークが発祥だ。
あの有名なホテル、ウォルドルフ・アストリア・ホテルの前身「ウォルドルフ・ホテル」で作られたのが最初、となっている。

でも、そのホテルの「誰」が作ったのかは、未だに諸説・論争があって、決着がついてないんだとか。

由来はともかく、冬には重宝するサラダなのは間違いない。

セロリとマヨネーズベースの組み合わせなら、大根の千切りでも美味しいかもしれない。
生野菜を食べたくなったら、彩りにビーツの千切りも入れて作ってみよう。

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