血は争えない
随分ご無沙汰してしまいました。
まだまだnoteを書くのに時間がかかってしまうので、忙しくなると時間が取れずにいます。
分かり合えるコミュニケーションを考える、親業訓練インストラクターのすーこです。
久々に我が家のずっこけ話を。
週末も夫と末っ子長男はスポーツの習い事へ。私は次女の部活の発表があったので、別行動でした。
私が帰宅して、少しして夫と末っ子長男も帰宅。
二人ともお疲れなのか、なんだかあやしい雰囲気。
末っ子長男は「今日はもう公園に行けないぃ」と不満を言いながら、「めっちゃどろどろやー」と言ってそのままシャワーへ。
片付けながら夫が
「久々にめっちゃ怒鳴って頭しばいてもたわ」
それで、この空気ね。
す「あらあら、ただならぬ感じですね。」
夫「あいつ、ライナーの非常停止ボタンのブザー鳴らしてん」
ライナーとは、神戸に2つある人工島それぞれに本土から出ている、無人運転のモノレールのような乗り物のことです。
自動運転なので、各駅のホームに非常停止ボタンがあるのです。私はあんまり見ていなくてどこにあるのかピンと来ませんが、彼の目にはしっかりと好奇心の対象物として映っていたのだね。
す「え、電車停めちゃったってこと?!」
夫「いやいや。ボタンは押してなくて、カバー開けただけやけど、ブザーがなってん」
す「押したわけじゃなかったんや。で、駅員さんとか来たん?」
夫「いや。誰も来なかってんけど。」
す「そっかぁ。しかし、焦ったね。」
夫「焦ったわ〜ほんま。まぁ、でっかい音なって、俺怒鳴った声のが大きかったやろし、周りの人びっくりしてたやろな。あいつベソっとったわ。」
シャワーから出てきておやつを食べ始めた末っ子長男かんくん。
何か言おうかしら、何て言おうかな、何も言わんとこかな、反省してるやろし。と私が迷ってたら、自分で語り出した。
かんくん「オレさぁ、帰りにライナーでボタンのところどうなってんのかなーって蓋開けてみたら、ブーーって音なって、うわーってなってすぐ蓋しめてんけど。もうどうしようと思って、パパには怒られるし、やばいことやってもたと思って。」
す「びっくりしたんやね。ボタンを押すつもりはなかったんや」
かんくん「うん。ボタン押したあかんのは分かってた。蓋どうなってんのかなって」
す「まさか音がなるとは思わへんかったんやね。好奇心やったんや」
かんくん「そう。ほんで、わー、めっちゃはずい、みんなに見られると思って絶対名前見られへんようにってこうやっててん」
ジャージの背中にはゼッケンに名前書いて縫い付けてるので、それが見えないようにリュックをキュッとするポーズ。
す「かんくんだってこと知られたくなかったやね。だからリュック降ろせなかった。」
かんくん「うん。ずっと背負ってた。こわかったぁ」
す「怖かったなぁ」
そこで、夫が一言。
「ま、何を隠そうオレも数十年前に鳴らしてんけどな。」
!!!!!!
え!!!!!あんたもか!!!!!
息子と私、爆笑!!
えーーーーー!!!!
も、そりゃしゃーないわ!好奇心に勝たれへん、血や!!
そやのに、怒鳴ってしばいたんかい!!
ひとしきり笑った後
す「で、やっぱり親に怒鳴ったりしばかれたりで、怒られたん?」
夫「いや。その先は恥ずかしくて言えへんな」
なんやねん、それ。
夫「ま、それやったん、中学生んときやからな。」
!!!!!!!!!!
息子を凌ぐ、アホおったーー!!!
もう、しゃーないです。
血は争えないのよ。
この親あってこの子あり。
あんたら、、ほんま、、、
でも、夫の大告白で、救われましたな。
十分バツの悪い思いをして、反省した息子。
怒りすぎてもた事を、自分の大失敗を語ってフォローした夫。
もう、私は出る幕ないよねー。笑うしかできない。
やぁ、ウケた。
ライナーの緊急停止ボタンをイタズラで押させないようにブザーが鳴るようにしてある仕組みは、十分効果を発揮すると言うことも分かった。
ご迷惑親子で、周囲の皆様ごめんなさい。
勉強させていただきました。