見出し画像

初めての発表曲:七つの扉

私が通う音楽院のコンピュータミュージック科では、年に一度発表会があります。オリジナル曲やアレンジ曲を演奏する人もいますが、私は毎年画像を加えて動画を作成し、作品として発表しています。

2014年に初めてこの発表会に参加することになりました。既に数曲作った後でしたが、人に聴いてもらうということで少し丁寧に作ろうと計画的に作り始めました。高校生のときに作った小曲の一部をテーマにして、楽曲に仕上げることにしたのです。

当時はsinger song writerという音楽制作ソフトを使っていました。いろんな入力法がありますが、私は昔ながらの五線紙に書く方式で、PCのポインタで音符を書き入れていきます(もちろん、繰り返し部分はコピペしますが)。どの音源を使うか、どの楽器にメロディを奏でさせるかなど、あれこれ考えるのは楽しいものです。いろんな絵の具を使って絵を描く感覚と似ています。

初めての発表曲、七つの扉(CNo7: Communi’s Number 7の略で、オリジナル7曲目の意味です)は、ひとつのテーマを様々な楽器が奏でながら次第に盛り上がって行くという点で、ラベルのボレロに似ています.これは高校の吹奏楽で演奏して以来好きな曲で,七つの扉に影響したかもしれません。

この曲を作っていて、とても面白い発見がありました。テーマメロディを作ったのは高校生の頃で、ピアノで何度となく弾いてきた曲なのですが、楽曲に仕上げようとあれこれ考えているうちに、自然にそれに乗る形で第二テーマが立ち上がってきたのです。いわば、何十年もののワインのように熟成された味が出てきたように感じました。

音調はミステリアスなので、自分のイメージに合わせて少しストーリー性のある動画に作り上げてみました。動画は、小牟尼庵という私のYouTubeチャンネルで公開しています。

高校以来弾いている原曲も、ストリートピアノで弾いてみました。ヘタクソですが…😅

ところで、なぜこのタイトルなのかということですが、7種類の楽器をメインにして展開して行くからです(7番目は楽器ではないですが)。動画はこのタイトルのイメージに合わせて作成しました。後で考えてみたら、ナインスゲートという映画のオープニングに影響されていたようです。

残念ながらこのオープニングシーンをお見せできませんが、近々wowowで取り上げるようなので、興味のある方はどうぞ。

次回は,少し仕事に関係した曲について書こうと思います.   

#音楽制作   #オリジナル曲   #作曲 #DTM #singersongwriter #小牟尼庵 #ボレロ #ナインスゲート



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?