ピアノの話。
先日、約20年ぶりに電子ピアノを買い替えました。CASIO PriviaPX-310からYAMAHA P225への買い替えです。
Privia PX-310は売り出された時は衝撃的でした。スリムでリビングにもよく似合う白木のスタイルで、新聞の広告に魅せられて買いました。
忙しいので音楽を封印していた私にとって、唯一の鍵盤楽器だったシンセのYAMAHA DX21を捨て(今思えばとっておいたらよかった)、引っ越しのタイミングで購入したのでした。
喜んで弾いていたのですが、買った当初から気になっていたことがあります。打鍵音が大きすぎて、小さい音で弾くと打鍵音の方が大きくなってしまうんです。真剣な練習はできず、やはりピアノとは違うなぁ、安いし仕方ないか、と思ってきました。
このnoteの開始時に書いたように、私は2014年からDTMを始めました。以前と違ってピアノを弾いて曲を作ることはなく、ほとんど楽曲制作ソフトだけで作っています。
でもそろそろこのスタイルも定着してきたので、もう少し電子ピアノを使った曲作りもしようかなと思い立ちました。また、楽曲制作を始めたら逆に弾く練習をしなくなり、加齢も加わって指が思うように動かなくなってきたことを実感しています。そこで、リハビリも兼ねて、練習にちょうどいい電子ピアノはないかなぁと探していました。
これまでPriviaだったので、その子孫の最新Priviaをまず考えました。店頭で弾いてみてもなかなかいい感じで、このシリーズのどれかに決めるつもりでした。
しかし、狙っている機種についてYouTubeで調べていたところ、打鍵音が目立たないものを希望ならこっちの方がいいかも、という動画を発見しました。
比較してみると、たしかにYAMAHAの方が打鍵音が小さく夜中に練習するにはピッタリのようです。見た目と音はPriviaの方が好きなのですが、店頭でも弾いてみてP-225の方に決めました。
このジャズピアニストの甲能さんという方はいつもとても楽しそうで、演奏も素晴らしく、こんな風に自宅で気持ち良く弾きたい、と感じたのも決定に影響したかもしれません。
この型は売れ行きがよく、私と同じパターンで購入を決めた人がけっこういるようで、初め2か月待ちと言われました。でも予定より1か月早く届くことになりました。さっそく弾いてみると、打鍵音は小さく、思ったように音が出て、なんだか本物のピアノよりうまく弾けるように感じられます。お風呂で歌うと気持ちいいというのに似てるのかもしれませんが…。とにかく、何時間でも引き続けられます。
忙しい日々が続いていますが、時にはピアノの練習もして、脳の活性化に役立てなくては、と思っています(笑)。