ヤフーからコミューンへ。プロダクトを世界に届ける挑戦。
ヤフーという大手企業を退職し、なぜ次にコミューンを選んだのか、そして、すでに動き出しているコミューンの海外展開へ向けての開発の現状をお伝えします。
前職ではエンジニアとして幅広い経験をした後、新人の教育担当として試行錯誤していました。ヤフーの広告部門はGoogleやMetaといったグローバル企業が競合なので、淘汰されないためには世界レベルの開発の速度と品質が必要です。一方で、巨大で安定した組織が持つ長所や限界についても考えるようになりました。そんな意識の変化が社外に目を向けるきっかけとなり、自分のキャリアに一区切りつけることを考え始めました。
転職活動にあたり、エージェントに伝えていた希望は3点です。
1点目は、「規模が大きくない」こと。
意思決定を素早く、ダイナミックに行えるのは、やはり「規模が大きくない」会社ならではの魅力です。前職とは真逆の環境を経験してみたいと考えていました。
2点目は、「新しい領域を開拓している」こと。
アナログな習慣をデジタルに変えたり、海外で先行して開発されたものを後追いするようなプロダクトにはあまり興味がありませんでした。そういう意味で、新しい領域を開拓している会社を希望していました。
3点目は、「英語が活かせる」こと。
学生時代から英語は趣味でずっと勉強していましたが、仕事に活かすつもりではなく、洋画を英語のままで見たい、アメリカンジョークをそのまま理解したい、というのがモチベーションでした。せっかく身につけたスキルなので、次の職場では活かせる機会があればいいなと思いました。
これらを鑑みて紹介してもらった会社のうちの一社がコミューンでした。
今までにない、まったく新しいプロダクト。
コミューンを紹介されて一番に感じたのは、「プロダクトが希望通り」だということです。アナログのデジタル化ではなく、海外サービスの二番煎じでもなく、デジタルならではの新しい領域を開拓しているところがいいなと思いました。加えて、会社の規模や事業フェーズも前述のイメージに近く、海外展開を考えているとのことだったので英語も活かせる。提示いただいた待遇も希望通りだったので、即決でした。待遇面はエンジニアに対する評価が示される一つの指標だと思うので、大切なポイントだと思います。
会社の雰囲気についてはあまり気にしていませんでしたが、CTOのポエムはコミューンで働くエンジニアの価値観を知るのに最適なコンテンツだと思います。個人的には、リーダブルコードやボーイスカウトルールの話が好きです。
また役員が全員東大出身であり、高い能力が求められる企業での経験を経ているので、上司としての安心感や信頼感もありましたね。
ダイナミックでスピーディな決定。そこに参加できる楽しさ。
私が担当しているのは、commmuneのグローバル化プロジェクトです。日本企業・日本人向けに開発されているシステムを、海外でも使えるように作り変えています。現在は、操作画面やメールが日英両方で表示できるようにするなど既存機能の多言語化が主ですが、今後は海外ユーザーの特性に合わせて、さまざまな企画を立ち上げる見込みです。
入社選考時には「ゆくゆくはグローバル化プロジェクトに…」という話でしたが、任せてもらえたのは入社初日でした。スピード感に早速驚かされると同時にワクワクしました。翻訳やUXライティングには専門の担当者がいて、それぞれニューヨーク、メキシコ在住の日本人と連絡を取り合います。今後は日本語話者でない社員も入社してくるので、そういった方の受け入れ準備も進めています。
超大手企業の前職から転職して一番驚いたのは、やはりフットワークの軽さやダイナミックさ、スピーディな決断力です。急成長中のコミューンでは、組織や開発プロセス、技術基盤が日々更新されています。初日からグローバル化プロジェクトにアサインされたことはもちろんのこと、評価制度が変わったり、社内ドキュメントが英語になったりと、想像以上に変化が激しいですね。
そんな環境だからこそ、誰でも真っ当な提案をすれば取り入れてもらえるところが魅力的です。まだまだわからないことが多いですが、やりたかった海外展開に携わることができ、割と自由にやらせてもらって、とりあえず楽しい日々を過ごしています。
環境を作ることを楽しもう。そうして世界を目指そう。
コミューンでは、用意された環境で力を発揮しようとするのではなく、環境を作ること自体が自分の仕事だと捉える必要があります。実際コミューンに集まっている人たちは、自分で課題を見つけ出して解決方法を考え、実現に向けたスキル磨きを楽しむことができます。だからこそ、社内のコミュニケーションが率直で情報の透明性が高く、本質的でないことや無駄なことは削ぎ落とされていくのかもしれません。
日本のWebサービスが世界的に成功している例を聞いたことがありません。コミューンは、初めてメジャーリーグへ渡って日本人メジャーリーガーの道を開拓した野茂選手のように、世界で認められる可能性を秘めた夢のある会社だと思っています。その一員として、開発の品質と速度の向上に取り組んでいきたいです。
【CTO山本からのメッセージ】
初対面時は、物静かな方で荘厳な雰囲気を感じましたが、会話をしていくなかで「あ、この方は本当に情報工学が好きなんだな」ということがわかりました。良いコードとはなにか、良い自動テストとはなにか、そういった特に技術の話において哲学を持っているところが素晴らしいと思いました。
ご入社いただいてからは、コミューン社の命運をかけたcommmuneプロダクトのグローバライズに全力を尽くしてくださり、ありがたい限りです!
入社初日に経営陣とMTGを組ませていただき、即グローバライズプロジェクトにアサインが決まったのは今となってはいい思い出です。(急ですみませんでした。笑)
今後はプロダクトのグローバライズ、そして開発チーム全体のグローバライズが進んでいきます。持ち前の技術力、そして英語力を遺憾なく発揮し成功へ導いてくださることを期待しています!