★英会話の練習がうまくいくためには、やっぱり・・・

こんにちは。Shotaです。
今日もお読み頂いただき、ありがとうございます。

前回は、JTEの先生とALTの実際にあった会話を例に、
英語を話す前に、日本語でのコミュプレ力を
上げることが大切だというお話をしました。

今回は、
学校で実際の生徒によく起こる事例を紹介しながら、
「日本語コミュプレ力」の
大切さを伝えていけたらと思います(^^)

よく学校では文法ばっかり勉強して、
話す活動をやってない！
のような批判がありますが、

そのようはことはありません。
学校でもちゃんと話す活動をやっていまーす(^^)

問題は、
「やってるけど、うまくいかないことが多い」
ということなんです。

というか、学校の英語教育って、他の教科と比べて
社会的にかなりバッシングにあう教科なので、

他の教科以上に、
柔軟に様々な研究や実践がなされてきています。
実際、コミュニケーション活動を取り入れる、
という授業を試みている先生は
物凄くたくさんいると思います^ ^

でもなぜかその活動自体がうまくいかないんです。

今日はその理由をお話しします。

私は高校で英語を教えているのですが、
その授業の中で、スピーキング活動の一つとして、
よく「1 minute talk」という活動をしています。
これは例えば、
What food do you like?（好きな食べ物は何ですか？）
のような、
１つのトピックについて
ペアに1分間英語で話をするというものです。

活発なペア活動でとても良いのですが、
よく見ると活動の途中からキョロキョロしたり、
悩んでる仕草をする生徒達が出てきます。

どうしたのか聞いてみると、
このような生徒達は口をそろえてこう言います。

「先生ー、1分間も何しゃべっていいかわかりませーん。」

さらに、
それでは実際に何を話したか聞いてみると、

例えば
I like curry rice because I like spicy food.
など、一問一答のような回答はどうにか出てくるものの、
それ以降、話が浮かばず、
早ければ10秒程でネタギレになってしまうようです。

しかも、トピックによっては、
「好きなのに理由なんかない」とか
「なんとなく」とか
「言わないでもわかるでしょ」と言った具合に、
理由すら言葉にならないことが結構頻繁にありました。
具体例なんて話せないことの方がほとんどだったりします。

つまり、英語以前に、話す内容がない、
または、まとめられない、
ということですから
英語も当然話せないということになってしまいます。

前回もお話ししたように、
このような生徒、日本人は実は結構いるし、
案外仕方ない部分があります。

正直、生徒の気持ちになると、
「そもそも日本語でも、こんなトピで1分間もしゃべったことねー！」
って感じでしょう。

特に、英語っぽく、1つのトピに対して、意見を持ち、理由や具体例（エピソードや感情）を交えながら相手に説明したり、物事を誰が聞いてもわかるように描写したりする訓練なんか、日常的に日本語でやらないですもんね。

何が言いたいかと言うと、
せっかく英語を話す機会を作ったとしても
そもそも言いたいことが浮かばないのであれば、
その機会を活かすことができない
ということなんです。

私は、このことも、
学校の英語の授業での
英語スピーキング活動が
うまく活きてこない原因だと考えています。

話すことが浮かばないから
そもそも英語の練習にも
なっていない
というやつです。

もちろん、よく言われる
「英語を話すのが恥ずかしい」という気持ちも
英語スピーキング活動を妨げる原因でもありますが、
そこを乗り越えて、
話そうと意欲のある生徒は実際はたくさんいます。
でも「話す言葉が出てこない」んです。

実際、日本語でも自分の話をするのが
照れくさくて話せない、
なんてこと
よくありませんか？

「伝えたい思い」
があって初めて
「英語という言葉は活きる」のです。

では、どうして日本人は、話が続けられないのか、
それはシンプルに
「言葉で伝える訓練をしていない」からなんです。

英語を話せるようになりたければ
まずは日本語で伝えたい思いを育て
それを頭の中でまとめて
言葉で伝える訓練が必要で、

一言で答えてしまう癖から
脱却することが大切です。

大したことがなければ、
話さないというスタンスではなく、

とにかく聞かれたことに対して、
自分の考えや思いに向き合い
話す練習が必要なんです。

それでは、
その練習はいつ、どこでするのか。

その基盤を作るのは
やはり家庭での親子会話です。
日頃の親子の会話で
もっともっと表現する時間を取れれば
子どもの言葉の力は
飛躍的に向上するし
将来の英語習得にもつながります！

親子deコミュプレ大事ですよね(^^)
それでは今日はこの辺で^ ^

A good relationship starts with good communication!
（良い人間関係は、良いコミュニケーションから！）
日本の子育ての変革に貢献していきます＾＾

Shota.T