仕事ができない人の根本的理由と部下育成のキーポイント!
リーダーシッププログラムを受講してくれている中小企業の経営幹部、エグゼクティブパーソナルセッションを受けてくれている経営者などから、部下育成についての相談を受けていて思うことがあります。
それは仕事ができない人、売れない人、つまり成果をあげられない部下には、絶対的な共通項が一つあるということ。
本記事では部下育成をスムーズに行うために、成果をあげられない部下が持つたった一つの絶対的理由とその対策についてお伝えします。ぜひ最後まで読んで、実務に活かしてください。
成果をあげられない部下がもつ"見えない"原因はこれだ!
ズバリ!成果をあげられない部下は、自分が求められている仕事をわかっていません。
「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、嘘ではありません。
仕事ができない人、また売れない人は「自分は何を求められているのだろう?」と自問することがないのです。
なぜなら、考える習慣を持たないから!
そのため、決められた作業をこなすことはできても、「自分で考える」ことはしません。その結果、成果を出すのが困難に感じてしまいます。
成果をあげていく人、そうでない人では質問が違う
成果をあげられない部下は求められている仕事を理解していない、という考えに至った理由。
それはボク自身が多くの人から質問を受けてきて、仕事ができる人の質問とそうでない人の質問には決定的な違いがあることに気づいたからです。
仕事ができる人、また売れる人は選択すべき「行動」を知ったあと、「なぜ、そのような行動が有効的なのか?」と質問してきます。
また、そのような行動をとるに至った背景や想いを探り、自分の頭の中でイメージを膨らませようとしているのが伝わってきます。
そうでない人は、基本的に質問自体が非常に少ない。 そして、真面目な人であれば行動を記憶し「頑張る」ことに集中していきます。 しかし、行動の背景に、どのような理由があるのかに着目することはありません。
あなたも「自分で考えて行動しろよって思ったこと」一度はあるはずです!
「自分で考えて行動しろよ」
成果を上げてきた上司は成果をあげられない部下に、一度はこのように思ったことがあるはずです。
人によっては口に出したこともあるでしょう。
口に出して現状は変わりましたか?
きっと、部下が自分で考え、効果的な行動をとるなんてこともないし、成果が上がることもなかったはずです。
なぜなら、自分で考える習慣のない人にとって「自分で考える」ということが、ピンとこないからです。
真の意味で部下をサポートをするために
成果をあげられない部下は、自分が求められている仕事をわかっていません。
「すべきこと」は答えられたとしても、「なぜ、その仕事を行うのか」という理由を答えることはできないはずです。 これは、本当の意味で仕事を理解しているとはなりませんね。
まとめ
仕事ができる人は、求められていることを考え、行動の背景を探ります。 一方、そうでない人は、行動を記憶するだけで、自分が何を求められているのかを考えることはありません。
だからこそ、育成に関わるリーダーは無意識の思考を言語化し、部下と共有することが重要です。
対話を通じて、あなたの無意識の思考を言語化し、部下と共有するサポートをセッションで提供しています。
「自ら考える習慣」が成長の鍵となるのは言うまでもありません。
部下の考える習慣をサポートしたい経営幹部は、ぜひご相談ください。あなたが部下の成長について、建設的に考える時間を持つことから、人材育成はスタートします。