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週2日正社員化 始動

社会問題というよりも、自分の会社の将来を考えて 練ってきたこと。もちろんたくさんの知恵と、ノウハウを借りて形になったので、動いてみようと思う。

週2正社員化の取り組み

フルタイムにこだわらない働き方から

その名も
 週2勤務正社員化

週休2日とか、週休3日とかではなく、週2日勤務です。
言ってしまえば、週休5日の正社員です。

そもそも、昨年まで考えてきていたの、フルタイムにこだわらない働き方

雇用されない働き方雇用しない経営 フルタイムにこだわらない働き方

この内容は、こちらにまとめています。 

こういうたくさんの会社と関係を持つことで、街全体が一つの組織として、働き、関係性の構築ができれば、きっと幸せになるはず。
人生100年時代 定年後も、きっとこの関係が財産になるはずとおもいました。この関係が、幸せにつながるのではと思いました。

週2正社員に行き着いた流れ


さらにたくさんの方にお話をさせていただいてもっとスタッフに寄り添い「しあわせな働き方とはなにか?」を考え、最終的に週2日の正社員にに至りましたので、その経緯をお話します。

はたらく人のしあわせについて参考にさせていただいたのは、パーソル総合研究所さんのはたらくしあわせ不幸せ判断です。 (ありがとうございました)


さて、働き手として、フルタイムにこだわらず、複数の会社との関係を持つことで、複数の役割があり、自分の裁量ではたらくことや、スキルアップも1社に頼らないことで幸せを実感しやすいのではと。
ただ、社員からすると安定感や安心感が乏しく感じられたり、保証がなかったりと足りてない部分があるかもと思いました。社員の成長をきちんと責任を持って企業側が行えるかなと言う部分も。

中小零細企業には、いろんなものが不足している 大手との比較

そこで、人が成長する仕組みとして、大企業は、人事部がありキャリアコンサルタントを抱えていて、そこに費用もかけれる。また、採用に関しても経験が豊富だったりします。
でも、中小企業は、そんな余裕もないんです。

中小企業が社員のしあわせを願っちゃだめなのか?

中小企業が、「社員のしあわせ」を考える余裕がない。予算も人の問題も。
なので、「社員のしあわせ」を願っちゃだめなのでしょうか?
小規模事業者や個人事業主は、考えることさえも、だめなのでしょうか?

中小企業ができること


ということで、中小零細企業が、できることを考えました。

だって、仕事人生であるキャリアは、全人生の一部なのですから、大企業で働いていることがしあわせで、中小企業で働いているとはたらくことにしあわせを求めちゃだめと言われるのは、納得いかないからです。仕事人生をしあわせに過ごすことで、人生全体がもっと幸せにつながればと思っています。

週2勤務の正社員化

そこで行き着いたのが、週2勤務の正社員化です。

従業員にとってのメリットは、
複業や起業のための安定的な軸に
健康保険・厚生年金の適用で安心感

フリーランスや創業したいとか、独立したいと思ったときに全部が新規営業だと安定しないです。明日のご飯にも困ってしまうかも知れません。それが、週2日だけでも、正社員として雇ってくれる所があれば、安心して働けますし、心の余裕もできるでしょう。
そのために、健康保険や厚生年金も適用されます。

企業側のメリットもあります。
フルタイムで働くことが難しい人材の活用
多様性・専門家の人材の活用

親の介護の問題、子育ての問題で週5日の正社員が難しい方、障害をお持ちで毎日は難しい方。そんな方でもはたらいてもらうことができます。今まで勤続年数が長くて会社のノウハウもたくさんお持ちなのに、親の介護で地元に帰ってしまって会社が続けられなくなって、退社される方もいるとおもいますが、週2であれば、残ってもらう可能性も高くなります。

また、中小企業にとっては、フルタイムでの給料は支払えないけど、週2日分であれば、関係性を構築することもできます。

これだけではうまくいかないここが必要

しかしここで注意が必要なのが、

・フリーランスや週2正社員の人材採用と契約方法
・既存の就業規定や、他の社員との調整・整合性
・受け入れ側の体制 社長が連れてきたお客さんにならないように
・関係する皆さんのキャリア開発の考え方

  (関係する皆さん:経営者や既存の従業員およびフリーランス週2正社員)

キャリは開発の考え方が必要な理由

ここで、なぜ受け入れ体制や、経営者また既存従業員の考え方が必要なのかをお話します。

「働く」という中の欲求として、経営者側がスタッフが今どの位置にいるのかを把握することが重要ですし、スタッフも自分がどの位置かを把握していないとコミュニケーションが取れなくなります。自分の立ち位置をを理解していると どう動けばいいかもわかりやすくなります。


そのためにも、リーダーシップ論が考えなきゃいけないです。過去に私が書いたフルタイム雇用にこだわらない働き方を参照にしてみてください。

会社と組織の関係も、全社員で考えていく必要があります。
こちらも参考に


組織の中で話し合っていき仕事をしていくには、人間理解能力 (カッツ理論)が必要です。これも、上司と社員が話をしつつ、コミュニケーションを取る必要があります。


さらに、人間には、癖があります。頭で考え行動するときに 同じ指示を受けても、動きに違いが出てきます。そこで、自分のタイプを知っておき、会いたいする上司や部下のスタイルを知っておくとよりコミュニケーションが取りやすくなります。

こちらも参考に

こういったキャリア開発の考え方を受け入れる企業では浸透しておく必要があると思っています。

働く人のしあわせの7因子不幸せの7因子


はたらく人のしあわせの7因子と不幸せの7因子(パーソナル総合研究所)をフルタイムにこだわらない働き方で下記のように考え、厚生年金・社会保険をつけれる週2日正社員化を考えました。

自己成長し(1)、役割を認識し(2) 、自己裁量(3)を持って他者貢献(4)をする チームワーク(5)で仕事をし他者承認(6)してもらえる。そして息抜きタイム(7)もちゃんとある。

オーバーワーク(1)にならないよう、一人ぼっち(2)ではなく周りと協同して働く(3) 気持ちいい環境(4) で正しい評価(5)を受け、ハラスメント(6)のない職場 自分で諦めなくていい(7) 働き場。

企業が週2日を採用する目的

この週2の正社員化を進めていくことで、
男女・人種・結婚未婚・子供の有無などから開放され
みんながしあわせに働くため。仕事人生を送れるためになるのではと思っています。
このような多様な働き方の人とともに会社を成長させるため。
ビジネスとして、社会の役に立つだけではなく、
会社にかかわる人たちの幸せと
地域における人の活躍の場作りを考えたために必要だと考えています。

今まで頂いた質問


では、いままで、週2日の正社員化で様々な質問をいただきましたので、それに答えていきます。


Q.週2正社員は、プロフェッショナルじゃないといけないの? プロレベルの人じゃないとこんな働き方できないよね。

プロフェッショナルはもちろん、未経験者もありだと思っています。
プロはプロで価格を抑えて時間を抑えて働いてもらうえること。
逆に未経験者は、フリーランスになりたい人や大学生などと関係を持つことで、将来的な展望も考えられるかも知れません。

1.経験者・プロフェッショナルを雇う
フルタイムではたらくのが難しい。(介護中・子育て中)
フルタイムでの給料の負担が難しい。毎日その作業はいらないが、プロの実力が欲しい(翻訳・動画編集・YOUTUBER)即戦力で企業に力を貸してほしい。
他社とコラボでプロジェクトで活躍してほしい

2.やる気のある未経験者を雇う
地域貢献として、会社で新人を育てる。地域で人を育てる。仕事を覚えながら、社会経験をし、 中小企業には難しい社員教育を複数社で
独立したり、フリーランスで活躍したりを応援する。
会社の関係者として良好な関係 独立したら業務提携を結べる関係
一人前になったらフルタイム雇用も検討の余地あり例:フリーランス、高校生や大学生、独立志望者、養護施設卒園生

Q.正社員とは?パートや業務委託じゃだめ?

このプロジェクトを進めていくために重要なのは、正社員の定義をはっきりしておかないといけないです。
正社員とは、
会社とともに成長し、自分のスキルアップや、会社全体の成長も考える人で
自己研鑽・会社からも教育・キャリアアップなどを受けれます。会社全体を考えかたから、会社から異動や、転勤などを言われることがある。
代わりに、福利厚生や昇給賞与などが厚いという特徴があります。

パートは、
基本的には担当業務を任され、他のことは考えなくて良い。
責任が正社員に比べて低いため、異動や転勤もないかわりに、
社員教育や福利厚生、昇給や賞与も薄い。

でも、中小企業においては、時間の違いだけで、同一に管理されているケースが多く。同一労働同一賃金が守られていないことが多くあります。

さらに、業務委託と比較してみます。

業務委託は、
会社が仕事を作り、委託する。会社が外だしの仕事を作らない限り発生しない仕事であることが多く。待ちの姿勢になることがあります。新しい提案もできない人もいる。
パートタイムとは違い、会社には属していない。
営業と自分のスキルアップのためのインプットを同時に行える事が必要。

メリット:
  フリーランス側 時間に縛られない。言われた業務だけこなせばいい
  企業側 必要なときに依頼すればいい。

デメリット:
  フリーランス側 中長期に安定しない。
  企業側 会社の成長を一緒に考えてくれる立場ではない。

Q.週2日の複業するメリットは?

一つの会社にだけ所属するということ(終身雇用のデメリット)

人生100年時代になり、定年を65歳出迎えても残り35年もある。
年金で生活を維持するのには難しかもしれないし、
体の動くうちは、何かでお金を稼ぎながら他人の役に立ちたいと思う。
しかし、一つの会社だけで仕事人生を送っていれば、
その会社ではプロフェッショナルかも知れないが、他者で通用するとは限らない。
転職ということもできるが、
一つの会社に軸をおいて、複業(パラレルワーク)をもっておくことをおすすめする。
そのためにも、週2正社員という働き方は、ありだと思う。

「副業をすればいい」ということもあるかもしれないが、
日本のフルタイムで働いていて、副業は難しいと思われる。
フルタイムの仕事とは別に副業もってもいいという大手は増えてきている。
実際には、本業に影響のない範囲でということにならと。
すると、家族や知人とのプライベートの時間や、休養という時間が少なくなることになる。
複業(パラレルワーク)をできる環境を作っておくことで、会社という器を関係者でシェアしている状況が作れればと思う。
副業というと怪しい業者も多いのでw
複業と言っても、全く種類の違う仕事をする必要もない。
社長だって複業する方がいい。と考えています。

Q.従来の従業員から不満は出ないのか?従来の従業員の対応は?


A.一見すると、健康保険などが付いていて、休みが多い。という不満は出るかも知れません。
しかし、同一労働同一賃金の法制化で、特別扱いをしているわけではありません。勤務時間も短い分、比例して給料も少なくなります。
週2の希望者がいれば、契約を切り替えてもらっていいと思いますし、逆に週2からフルタイムに希望があり会社に余裕があれば、契約を切り替えることもできると思います。

Q.週2日の正社員で、他の会社でも正社員になれるのか?

A.可能です。
健康保険・厚生年金保険 所属選択・二以上事業所勤務届を提出することで対応します。会社としては、手続きが少し煩雑かも知れません。


Q.定年退職の受け皿や、介護や育児の社員にも使えますか?


A.定年退職や、役職定年など会社でずっと働いてきたスタッフにその経験を活かしつつ、定年後の働き方や活動の幅を広げるために週2日の正社員として残ってもらい、あとの時間は、ボボランティア活動や創業準備などに当てることができます。
また、親が急に倒れたり、育児のためにフルタイムが難しい人にとっても、会社の実務を切らないために週2日正社員はありだと思います。
また、理由があって、会社を辞めたい人や独立したい人なども、一つの手段として、フルタイムから週2日も一つの選択肢としてありだと思います。

Q.週2日とかじゃ足りない。もっと稼ぎたい人は?


A.週2日の会社を3つ掛け持ちすると週休1日で働くことができます。3社から給料をもらうことができます。もちろん、2社掛け持ちでもいいですし、1社だけで、残りの日にちは、フリーランスで稼ぐ方法もあるでしょう。
正社員契約している会社から、休みの日にちで業務委託で稼ぐ方法もあるかも知れません。(注意が必要)

Q.大手がやっている 週休3日制 週休4日制と何が違うのか?

大手が行っている週休3日制や4日制は、勤務時間を減らして給料を減らすパターンと、勤務時間は変えずに、給料を変えないパターンがあります。勤務時間を減らして給料を下げるのは明らかに社員の休暇を増やすためと言いつつもしかしたら、IT化などで効率化され人にかかる経費と減らすためかも知れません。
逆に変動労働時間制を活用して、勤務曜日の3日間4日間に仕事の時間を集めてしまう方法です。給料が下がらずに良さそうですが、実は一日の勤務時間が増え勤務曜日は、10時間~12時間働くことになりますが、週40時間に合わせて働きますので、法律上はクリアされています。ただ、残業代がほぼ発生しない働き方なので、実質手取りが減るかも知れません。企業にとっては、残業代分経費を減らすことができるかも知れません。(詳しくは、変動労働時間制をお調べください。)

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