個人の目標と会社の目標をスパイラルアップしていけるか?その時何が必要か?(第12の扉)
昨日も 池元先生のキャリア開発24の扉の読書会
今回は、「第12の扉MBO・CDP・SLスパイラル」でした。
図としては、業務において目標(MBO)を設定し、いいタイミングでSL理論®(状況対応リーダーシップ®)で、状況を見ながら指示や助言、対話、または委任をすることで個人のスキルがレベルアップしていき、最終的に個人が目標としているキャリア開発に近づいていくということ。
この図だけ見ると、MBOがノルマに見える人もいるでしょう。
目標=ノルマという会社も多いのも事実ですが、ココでは、会社(上司)と本人が「何をしたいか、どうなりたいか」を話し合った上で、目標を定めます。期間も1年以上のこともあれば、数週間ということもあるでしょう。
そして、重要なのが、目標に向かうときの時の当人の状況をSL理論®(参考1)で、しっかりと把握してあげること。放置でもなく、指示一辺倒でもなく、現状を確認すること。つまり寄り添うこと。会社(社長・上司)と社員がお互いの目標を把握し、いいタイミングで声掛けできること。(参考2:啐啄同時)
参考1 SL理論® https://note.com/comlog/n/neaef3ce04f7d
参考2 啐啄同時 https://note.com/comlog/n/n3b2af95a2843
そうすることで、個人はレベルアップしていき、キャリアを積んで、自分の目標に進んでいくということであり、そのアップが、同時に会社の成長につながるということです。
会社の成長ありきで、社員に無理強いしても何もいいことありません。とっかえひっかえスタッフも、変えるのも無駄ですし、会社に関係した人を不幸にしても後々いいことないと思います。
また、最終的にこの会社が、本業で社会貢献できていれば、個人の成長が、会社の成長であり、社会にとって役に立つ。社会が良くなると、関係しているみんなが幸せになる。ということではないでしょうか?
で、たまたま、この読書会の朝に上げたドラマですが、現在放映中の日テレ系2022年4月期水曜ドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』です。
たしかにドラマなので、時間軸としては短い(1週間で他部署へw)ですが、新入社員として入社した田中麻理鈴(今田美桜)。
備品管理課から人事部、マーケティング部、125周年プロジェクト、営業部と各部署を転々と出世しながら、
「会社とは組織とは、」をテーマに話は進んでいく効率化、時間の使いかた、男女格差、社内恋愛など
会社は、仕事をするだけのところじゃないこと、
平井意訳:会社に働かされているだけじゃないこと
今日の回で特に気に入ったのが、
田中麻理鈴が発した「仕事は仕事 しょせん人生の一部なのに」
そうなんです。仕事自体を会社にやらされているのではなく、会社と共に自分が楽しめる全人生の中に、仕事人生(キャリア)が入っているのですから、仕事の時間も楽しむ・成長する・有意義に感じる・自分のためにも、他人のためにも役に立っているでないと、仕事人生がつまらなくなるだけじゃなく、全人生だってつまらなくなる気がします。
ドラマでは、SLの部分を品質管理課の上司だった 峯岸 雪(江口のりこ)がアドバイスしたり、突き放したり、叱ったりします。そすして、主人公のマリリンは、成長していくのです。マリリンの目標は、T・Oさん(向井理)に会うことなんですけどね(笑。
でも、何であろうと、個人が目標を立て、それに向かって、上司(会社)とともに成長していく。まさに、今回の「第12の扉MBO・CDP・SLスパイラル」だと思いました。
ただ、最近思うのは、中小・小規模事業者は、人事やキャリアを社内で考えてる時間や人手がないこと。大手はそれなりに、人事部や総務などの部署がありますが、中小・小規模事業者には、そんなよゆうがない。だからといって、中小・小規模事業者で働く社員も、幸せに働いてほしいものです。
そこをどう考えるか、最近の自分のテーマになっています。
あと一つ、「うちの社員は、向上心が足りない、新しいチャレンジをしない」と言っている社長様方、社員に向き合ってますか?一緒に成長考えてますか?
チャレンジしようとしたら、頭ごなしに怒ってないですか?
言われたことだけやってればいいんだ!って、言ってないですか?
それだと、向上心どころか、やる気なくなっちゃいますよね。
ということで、「第12の扉MBO・CDP・SLスパイラル」の読書会でした。
参考図書
参考ドラマ 悪女(わる) https://www.ntv.co.jp/waru2022/
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