【ゆく年くる年】2023年、懐かしの再演と新たな出会いの年
こんにちは、コメディアスの池田輝樹です。
コメディアス年末年始恒例企画『ゆく年くる年』、「ゆく年」最終日の本日は2023年の活動の総振り返りです。
今年もリアル、VR問わず様々な機会で活動を行ってきました!
今年の活動を一言で言うなら、「懐かしの再演と新たな出会いの年」でした。
懐かしの作品を再演する機会が多かった中で、新たな方との出会いでさらにコメディアスとしての表現の幅が広げられた、そんな年だったかなと思います。
各活動の関連リンクなども貼っていきますので、ぜひ年末休みのおともにご覧いただけたら幸いです。
2023年の振り返り
【舞台】1月:テアトロコントvol.60『ヘーメンキカの魔獣』
1月27日(土),28日(日)に開催されたテアトロコントvol.60に出演いたしました!
テアトロコントとは、コントと演劇の共演する唯一無二のイベント。コント師と演劇人が各組30分の持ち時間で、コントをたくさんやるもよし、短編演劇をやるもよし、自由にお笑いを表現できる企画です。
わたくし池田も普通にプライベートで観に行っていたこのイベントにお声がけいただけるなんて、感無量……!
スーパーニュウニュウさん、竹内ズさん、ガクヅケさん、さんだるさんと共演させていただきました。
そんなテアトロコントで我々が上演したのは、魔族がコンパスと定規を使って巨大な魔法陣を描く作図コメディ『ヘーメンキカの魔獣』。
実は、本番中にとんでもないハプニングが起きてしまいました。その様子は、Youtubeに映像も上がっておりますので、ぜひご覧ください。
そんな『ヘーメンキカの魔獣』、実は再演作品なんです!
初演は2019年、我々の母校の大学の学祭ステージでした。
当時は魔族戦士(武長)と魔族神官(佐藤)の2人劇でしたが、魔族伯爵(池田)が加わり、黒板も2m越えという大幅パワーアップしての上演となりました。
ちなみに魔族戦士と魔族伯爵は過去に、お友達の結婚式の二次会で手品のパフォーマンスを行い、大変好評いただいたこともあります。
魔族パフォーマンスのご依頼、いつでも受付中!
【VR】2月:『コメディの稽古場inVRC』
2月23日〜25日、VRChatにてコメディアス初のコメディのワークショップ『コメディの稽古場inVRC』を開催しました!
こちらは、VRのソーシャルプラットフォームであるVRChatで、みんなでワンシチュエーションコメディを演じてみよう、という内容のワークショップです。
コメディアス主宰であり作・演出の鈴木あいれが、これまで培ったコメディのノウハウをふんだんに盛り込んだ、このワークショップ。
コメディのワークショップとは言うものの、その中身はボケやツッコミなどお笑い的な技術に特化したものではなく、セリフとは、リアクションとは……みたいな、基本的な演劇の技術の話でした。私自身、「あ〜これ稽古場でもあいれさんよく言ってるなぁ」という事が多く、まさに「コメディの稽古場」という企画名に相応しい内容だったかなと思います。
昨今VR演劇が盛んになっているVRChatですが、コメディという切り口で基本的な演劇の技術を学べる場は割と貴重じゃないかな、と思います!
第2回の開催や、リアルでの開催はあるのでしょうか。
せっかくだしやりたいな〜。乞うご期待!
【舞台】5月:デザインフェスタvol.57『ヘーメンキカの魔獣』
デザインフェスタの屋内パフォーマンスステージに出演しました!
デザインフェスタとは、様々なクリエイターが集う、まさにクリエイターのための祭典。
オリジナルの小物やアクセサリーの販売、ライブペインティング、ブースでのパフォーマンス、そしてステージパフォーマンスなど、あらゆるジャンルの創作で満ちていてものすごい熱気に溢れていました!
そんな中我々が上演したのは、またしても『ヘーメンキカの魔獣』!
何回再演するんだよ、そう思った方もいらっしゃると思います。わたしもそう思います。
しかし今回は一味違い、なんと今度は魔族戦士(武長)と魔族伯爵(池田)の2人体制。当然台本はテアトロコント版から書き直し。
メンバーも制限時間も異なるためしかたないのですが、再演なのに毎度マイナーチェンジするのは正直大変……。
でも2人短時間バージョンが出来上がったので、もういろんなイベントに対応できると思います。
さて、そんなわけで新バージョンを引っ提げて向かったデザインフェスタですが、今回も思わぬトラブルが。
なんとマイクを準備していなかったため、声が全く通らない事態に。
前の方に座っていた方にはかろうじて伝わっていたようですか、足を止めて観ていただいていた多くの方には非常に申し訳ない事になってしまいました……。
これからはマイクを絶対に用意しよう、とみんなで反省したステージでした。
【VR】6月:『VR演劇Vol.3 Bの悲劇』
6月9日~11日、VRChatにて『Bの悲劇』を上演しました!
Bの悲劇とは、ポンコツ探偵「蒲郡米太郎」の迷推理によって、ひとつのダイイングメッセージから繰り広げられる、なすりあいサスペンスコメディ劇です。
実は、Bの悲劇はかなり前からやっている作品なんです。
元々は2019年8月、京都の劇団『安住の地』とのコラボ企画として連続ドラマの映像作品を作ったのが初演となります。
その後、2021年11月、「池袋ポップアップ劇場」に参加する際、30分の短編演劇として舞台版をつくり、それをベースに本作『VR演劇Vol.3 Bの悲劇』が作られました。
そして今作はなんと!コメディアスの俳優ではなく、『コメディの稽古場inVRC』に参加いただいた方の中から、一緒に劇を作ってもいいよと言っていただいた5名の方に、俳優として参加いただきました。
コメディアスの作品でコメディアスメンバーが一人も出ないのは初めての試みでしたが、それぞれの俳優さんの個性が遺憾なく発揮され、舞台版とはまた異なる作品として見事に仕上がっていました。
また、現実では絶対実現できない、VRならではの演出も随所にちりばめられていて、舞台をVR化する意味ってこういうことだよね!と、舞台版メンバーとして本当に感心してしまいました……。
Youtubeにて生配信のアーカイブ映像を公開中ですので、ぜひぜひご覧ください!
【映像】8月:Official PR Movie vol.3 30秒でわかる!劇団コメディアス
ここまでお読みいただいてわかる通り、コメディアスは演劇やらVRやらいろんなことをやっているので「どういう団体なのか」を簡潔に説明しづらい……。
ということで、リアルとVRの両方で活動していることがわかるよう、PR動画を作成しました。30秒にコメディアスの活動を詰め込んでみましたので、ぜひご覧ください。
実は去年も作っているのですが、去年はかっこよさ重視、今年はわかりやすさ重視、というコンセプトでつくってみました。
また、こちらは8月に行われたぽんぽこ24(Vtuberの甲賀流忍者!ぽんぽことピーナッツくん主催の24時間生配信企画)でCMとして放送していただきました。
おかげでVR方面でも新たに知っていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これからもリアルにVRに、多方面に発信していきたいと思います!
【VR】11月:ゲームワールド『KEY LOCK』
11月1日、コメディアスがなんとゲームを作りました!
今年上演の第6回本公演『KEY LOCK』との連動企画として、『KEY LOCK』の舞台設定とリンクした世界観のゲームワールドを、VRChat上にリリースしました。
VRChatのゲームワールドとは、簡単に言えばVRのなかでゲームを体験できるワールドのことです。
つまり、VRでKEY LOCKの世界に入れるゲームを作っちゃったってこと!
舞台版『KEY LOCK』とは登場するアイテムも異なり、部屋ごとの仕掛けも異なるのですが、あの世界観は存分にお楽しみいただけるワールドになっています。
おかげさまで大好評いただき、2023年12月26日時点で来場者8958人、お気に入り数1956人と、世界で9000人近くの方に遊んでいただいています!
こちらで遊ぶにはVR機器が必要になるため、お気軽に、とは言いづらいのですが、嬉しいことに実況プレイ動画をアップいただいている方もいらっしゃるので、ぜひVRを持っている方も持っていない方もお楽しみいただけたらと思います。
【舞台】11月:第6回本公演『KEY LOCK』
11月22日~26日、東京に拠点を移して3回目の本公演『KEY LOCK』を上演しました!
昨年に引き続き、今回も下北沢にて上演しました。下北は楽しい街でいいですね。
さて、「記録コメディ」と銘打った本作は、見知らぬ部屋に閉じ込められた登場人物たちが、各々が与えられたペンやテプラなどの記録アイテムを使って部屋の暗号を記録し、謎を解くことで脱出しようと試行錯誤する様を描いた劇となっています。
実は本作、まだ我々が仙台で活動していた2017年上演の第3回本公演をリメイクした作品です。
初演の映像を使ったティザー映像はコチラ☟☟☟
今回は初演の頃より暗号もアイテムもパワーアップし、なにより客演さんをお招きしたことで、劇自体が新作といっていいほどにリメイクされています!
テアトロコントにてご一緒させていただいたご縁でお声がけしたガクヅケの木田さん、仙台の頃より仲良くさせていただいている鳥居志保さん、東京の俳優さんとの新たなご縁として貫永さん、それぞれ魅力的な客演さんにご参加いただきました。
そんな客演さんともに、総勢9名となる大所帯でガッツリ会話劇をするのは、コメディアスにとってはかなり久々の感覚で、非常に楽しかったです!
本作の特徴と言えば、ストーリーらしいストーリーはほとんどなく、ひたすら暗号とアイテムについて細かく言及し、脱出のために喧々諤々と議論していく異色の会話劇であること。
お客様の中には「すごく観やすい脱出ゲームの実況動画を観てる感覚」と仰る方もいるように、かなりゲームっぽさを意識して作られています。
ゲームっぽさとはなにか、詳しくは公式パンフレットの作・演出による作品解説をチェック!絶賛販売中です。
まだこの作品を観ていない方、残念ながら本編映像化はまだしばらく先になりますが、なんと冒頭シーンは無料公開中です。
気になった方はこちらをぜひご覧ください!
そして嬉しいお知らせが……
なんと!コメディアス主宰で作・演出の鈴木あいれが、若手演出家コンクール2023で優秀賞を受賞し、最終審査へと進出することとなりました!
最終審査は2024年2月末!
昨年上演した開封コメディ『キャッチミー開封ユーキャン』をリメイクして上演予定です!(今年の再演の波はここにも!)
また再演を記念して、『キャッチミー開封ユーキャン』の映像を配信中です!
また、初演版のダイジェスト映像もありますので、気になる方はまずはこちらをご覧ください!
ぜひぜひ応援のほどよろしくお願いいたします!
2023年は懐かしの再演と新たな出会いの年
さて、2023年を振り返ると、懐かしの作品を再演する機会が多かった年だったなと思います。しかし、単純に再演するのではなく、今の技術とメンバーでしっかりとアップデートが出来た、そんな手ごたえがあります。
また、劇制作やゲームワールド制作などにあたり、その道のプロフェッショナルの方と新たに知り合えることができ、我々がやりたいことを形にするための新たなご縁にも恵まれました。このつながりを大事に、さらに次のステップへと進んでいきたいと思います!
これからもどうぞコメディアスのことをよろしくお願いいたします!
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