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基本が大事、の話。

ひっさびさに体調を崩しました。
熱が出て節々がギッシギシに痛み、頭とお腹が猛烈に痛くて、文字通り「顔面蒼白」でした。

しばらく経口補水ゼリーくらいしか食べられず、
やっと熱が下がって口にしたうどんがうますぎて超絶感動しました。
ありがとうテーブルマークさん…!きつねうどん最高や!!

以前にもちらっと書きましたが、
私はメンタルの不調が身体に影響しやすいタイプです。そしてその逆も然り。身体の不調がもろにメンタルに影響しました。

具体的には以下の4つ。

1.周囲への配慮がなくなる
2.理不尽に対して抵抗できなくなる
3.目先のことしか考えられなくなる
4.好きなことが楽しく思えなくなる

1.周囲への配慮がなくなる

会社から帰るとき、あまりにしんどくてバスの座席2つ分使って転がってました。
タクシーに乗り換えて帰る、という選択肢もなかなか出てこず、しばらく迷惑な乗客と化してました。
感染系の病気だったら公共交通なんか絶対使っちゃダメなのに、思考回路がまずバグっているから正しい判断ができない。幸いにも感染系の病気ではなかったので良かったけど。

2.理不尽に対して抵抗できなくなる

タクシーの運転手さんが行き先を聞き間違えて、家から全然遠いところに着いてしまいました。「あの、〇〇に行って欲しいんですけど…」と告げると
「なんや、最初からそう言うたら良かったのに」と言われ、めっちゃくちゃカチンときましたが抵抗する余力が1ミリもなく「ヘヘェ…」という謎の愛想笑いしかできず。今思い出したらめちゃくちゃ腹が立ってきた。

3.目先のことしか考えられなくなる

家に着いてからも「頭が痛い、死ぬ」「熱が下がらない、死ぬ」「腹が痛い、死ぬ」など、しんどさのことしか考えられない。他人から見たら「いや、病院行けよ」の一択ですが、本人からしたら絶望しかないのです。この状況から再び外出など微塵も考えられない。

4.好きなことが楽しく思えなくなる

例えばこの状況で感じたことをnoteに書くとか、録り溜めておいたテレビ番組を見ようとか、積ん読になっていた本を読もうとか、まじで無理です。一瞬手が伸びるんですが、すぐに「あーダメだ、全然楽しめない、無理」ってなりました。時間はたくさんあるのに、なにもできない状況って結構精神にきました。

上記を読んで「体調悪いならしょうがない」と思っていただいた方。少し視点をずらして考えてみてください。

これ、メンタルがやられている人も同じ状況下にあると思うのです。もしくはこれよりもっと辛い状況に。

今回の私の場合は、原因が身体の不調だから
身体の不調さえ取り除けば元の健康な思考回路に戻るということが分かりやすいですよね。

でも、メンタルの不調ってどうしても「本人の弱さ」に言及されがちで、原因の追求と問題解決に至らない場合が多いと思うのです。

例えば2.のやつなんか「そんなの〇〇さんは悪くないんだから、ガツンと言ってやればいいよ!」なんて言葉は、ガツンと言える状況下にない者からすればホントに何の役にも立たないと思います。
あと4.とかもいくら「リラックスしろ、リフレッシュしろ」と言われても、どうしようもない状況に追い込まれている人間には逆効果ではないかと思います。

ちょっと乱暴な結論になりますが、一度も健康・健全の道を外れたことのない人が不健康な人間にするアドバイスほどアテにならないものはないです。
そしてそのことを健康・健全な人が気に病む必要はこれっぽっちもない。

健康な人が不健康な人のためにできることは、

・ヒアリングによる原因の模索
・適切な環境の再構築
・周囲への理解促進

この3つではないかと思います。

元・不健康な人は辛さを共感してあげることができるし、それがかなりの救いになるのではないかと思います。

そして現・不健康な人はとりあえず少しでも安定した状況になれることを目指して、自分を支えることができる。無理せず、少しずつ。

外側からと内側からのケアがあって、はじめて身体もココロも健康になれることってあるんじゃないかなと思います。

さてさて、元気になったらカツ丼食べよ〜っと!

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