小型多機能ロボット「DONKEY」を活用した梨の収穫作業を紹介します!
小型多機能ロボット「DONKEY」とは??
「DONKEY」は、アタッチメントを付け替えて機能拡張することで、運搬作業や農薬散布など、様々なシーンで農作業をアシストする小型多機能ロボットです。
この記事では、果樹生産現場への普及拡大を図るため、県果樹試験場で行っている作業実証の様子を紹介します。
はじめに一般的な収穫作業をご覧ください!
梨は同じ品種でも成熟の度合いが違うため、1個1個の果実の色合い等を見極めながらもぎとります。専用のつる切りはさみを使ってつるの部分を注意深く丁寧に切除してからコンテナに入れていきます。
コンテナがいっぱいになると、運搬車に載せ替える重労働が待っています。
その後は、人が運搬車を運転して園内の選果場へと運びます。
続いて「DONKEY」を使った収穫の様子をご覧ください!
大きさは、果樹園で通常使用される運搬車の半分以下。本体の前後に搭載されたカメラで人を識別して自動追従する機能も備えています。
追従機能により、常に作業者の近くにコンテナがあるため、もぎ取った果実をコンテナへ入れる動作が楽になり、果実の見極め等に集中できるようにます。
荷台のコンテナがいっぱいになったら、離れた場所に止めている運搬車まで移動して積み替えします。この移動も自動追従機能のおかげでラクラクでした!
園地の条件によっては、運搬車を使わず「DONKEY」に選果場まで運んでもらうことも可能となります。
使い方次第で農作業の時間短縮や軽労化が期待される小型多機能ロボット「DONKEY」。現場への普及に向けて今後も実証を進めていきます。
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