#199 しているをつなげるヒアリング
おはようございます。人と介護のコラムを書いているfumioです、
今朝は、家族や高齢者のお話、特に、入所したりサービスの提供が始まった時の会話について、noteしていきます。
自分の当たり前の生活は、意外と知らない
あと1月ちょっとで、介護の勉強をする学生と過ごす1年がスタートします。もう何年も繰り返していますが、1年が始まる第1回目の講義は緊張します。
自己紹介をから入るのですが、「〇〇で▢▢の仕事をしてるfumioと言います。」さらに、「▢▢について、知っていますか?、まだ、20代の学生の皆さんは▢▢についてのイメージは、どのようなものでしょうか?」とこんな固い感じで入りもしませんが、・・・。語りだします。
学生の皆さんも「きっと、このfumioって講師は?」とそれなりの思いで講義な内容やこの1年をこのおじさんが担当するだ~と・・思うことでしょう(笑)
高齢者とその家族の「当たり前の生活場面が仕事になる」ことを説明して、学生個々にの生活を語ってために「自分の生活」を考えてもらうのですが・・・・意外と知らない、語れない。
その前に、私のお願いした意味が理解できないことも。
「生活」って、困りごとや支障がないと見えてこない
概ね学生も当然、私も初対面で自己紹介をするとき、(したあと)自己紹介したメンバーの語った話題から「△△さんって、どこどこ出身なんだ~」とか「■■のファンで、推しが◎◎で一緒だ~」とか属性をキャッチすることを自然にしてしまう。
それ以外の日常の生活については、関心がないのではなく、聴く側のイメージで聴き流したり、理解して終わってしまう。もしからたら、当たり前と感じて語らなかったり、うまく語れない。
でも、こんな体験ありませんか?
当たり前ができなくて、困ったときのことを語ると語り出せること。もっというと一人に語りたくなるエピソードになる。例えば、学生の場合。
学校に友だちの○○がいない。この時間な既に2時限目の講義にいるはずなのに・・・もうこんな時間なのに?!と〇〇の友だち心配してLINEを○○に。
すると、〇〇から返事が来て、✖✖が起きて、ちょっと遅れそう~!!という具合に。そして、やっとの思いで○○が学校に来て友達と「あ~やっときた~」から、どうしたの?と会話が始まり。
○○からことの次第が語られる、実は、何と何をしていて夜更かしていつもより起きる時間が遅くて、いつもより遅いバスに乗ったら渋滞にあってバスが進まなかった・・・。
友だちは、夜更かしするからだよ~「何と何をしたエピソード」や「バスの渋滞について」について「何と何って、どうしたの?」知らなかった・・・。〇〇から「実はね、最近何を始めたの・・・」と語りが会話になり話が繰り返される経験!
普段の生活からイレギュラーなこと(困りごとや支障)により、生活が見えてくること!!
していることをつなげるヒアリング
私は、高齢者、その家族が入所した生活やサービス提供時の「些細な動き、ことば」に聞き耳を立てる、関心寄せます。
「少し動作がスムーズにできるようになった印象ありますね」とか、「いつもここで待って頂けて、ありがとございます。○○に支障がないですか?」とか、場面の動作やそこで生まれることばを丹念に繰り返したり、広げたり、深ぼっていきます。
語られる内容は、その方、その生活での「していること」それがつながっていく24時間365日、繰り返し、時には時間を置いて尋ねたり、エピソードがありますか?など
高齢者や家族が、言葉にして出せてない「気づいていない」生活の場面の変化と「大事な思いや思い出」が生れてくること。
この丹念な会話と場面での関わりが、問題からこうして欲しい課題やあきらめた時間や負担が見えてきます。
こんな会話を仕事にするのが、そして生活の風景の変化にも気づくプロの援助者です。
今日も、ありがとうございました。良きになりますように。