#185 個人とチーム、やりがいの意味
おはようございます。fumioです。令和6年度の医療・介護・障害の改定も報酬も出そろい、あとはQ&Aなど詳細がでるのを待つのみ準備をコツコツと進めていくのみの雰囲気になってきました。
また、細かな内容が出そろってきたら、解釈もnoteできればと思います。そんな中でも、若干の現時点での思った感想を改定の内容から今朝はnoteしたいと思います。
■介護現場の生産性の向上から思ったこと
次は、令和6年度介護報酬改定の内容より(生産性の向上について)
この「3.(2)③介護ロボットやICT等のテクノロジーの活用推進」では、人手不足ということもありすが、介護職員等の「働き方」についてを個人的には感じます。
介護報酬改定では、介護ロボットや見守り機器の導入より、施設の夜勤職員の数を例えば、夜間帯など職員1人で介護する内容を0.9人で介護していもいいという内容になっています。(ここには、事業者の危機感が生産性の向上へにつながる)
但し、従前の「介護ロボットとICT等のテクノロジーの活用推進」というベースを事業所が取り組むことでの条件つきです。(上記資料の要件)
■生産性の向上の意味は、個人とチームとロボットから?
「3.(2)③介護ロボットやICT等のテクノロジーの活用推進②」の資料より、
利用者の安全並びに介護サービスの質の確保及び職員の負担軽 減に資する方策を検討するための委員会の開催や必要な安全対策を講じた上で、(略)一定期間ごとに、業務改善の取組による効果を示すデータの提供
(略)業務務改善の取組による成果が確認された上で、見守り機器等のテクノロジーを複数導入し、職員間の適切な役割分担(いわゆる介護助手の活用等)の取組等を行っているこ とを評価する区分を設けることとする。(抜粋)
ここから強調したポイントと引用から読み解くと印象は、介護職員と事務、他職種が以下のポイントで部署間で取り組むこと
・職員「個人」の力
・部署内の力(介護・事務・他職種)
・部署と部署のつながり
を全施設的に取り組むことに加算をつけて取り組めということですよね。
(ア~オのくだりは、介護等の現場だけではできせん)
※介護職員の処遇改善も名称が「介護職員等」と「など」がことばについて介護職員以外に加算適用がより柔軟にできるようにりました。(今回の改正では)
※また、この「3.(2)③介護ロボットやICT等のテクノロジーの活用推進」は、この介護施設で働く職員版のLIFEというような印象さえあります。
「LIFE」については、次の記事に↓
■個人のやりがいから、チームのやりがいへ
介護の仕事は、これまで概ね介護職員・看護職員・相談員等との連携と
業務が早番・日勤・遅番・夜勤などの変則勤務を分業して介護サービスを提供してきました。(私、個人としても連携や集団を意識してこなかったわけではないですが、制度的に報酬からしっかり取り組めと言われると「チーム」としての意識や業務改善への取組も企業的でもなくスポーツ的でもなかった感じています)
■家族の皆さんが「損しない」ポイント
介護保険制度は、介護事業者のためではありません。介護保険料を支払っている高齢者とその家族と介護事業者のための制度です。そこで、損しないポイント、「介護事業者選び」の一つの目安として、自分の親が入所している施設は、
・介護職員が「見守り機器 や インカム等の職員間の連絡調整の迅速化に資するICT機器」を使っているか?特にインカムは外見上にヘッドホンタイプのものやマイクが露出するので確認してください。(また、訪問時に、「この施設では、インカムとか見守り装置などは使用されているか?の確認をチラッと)
・外国人特定議の実習生の有無について、生産性の向上もありますが人手不足も深刻です。高齢者が利用する施設での外国人の方の有無は、積極的に人手不足を考えている事業所であると考えていいと思います。
この2点がすべての「施設選び」に通じませんが、重要なポイントです。是非参考にしてみてください。
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