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不登校と中学受験⑤試験も面接も作文も、あれこれ言われなくても出来る
筆記試験の合格を知り、ホッとしました。
家族、祖父母へも伝え、家族LINEはおめでとうのメッセージが飛び交いました。娘も嬉しそうでした。
数日後解答用紙が戻ってきたので、点数や合っていたところ、間違っていたところを確認しました。なんとかギリギリという感じでしたが、合格は合格。あとは面接と作文がありました。
面接の練習もしようと、試験官役となり一問一答を試みました。が、、、ママだと嫌だ。と。質問集を見ながら、自分なりに考えている様子でしたが、普段から人前で話すことを積極的にして来ず不登校になってからはさらに友達とも話すことをして来なかったので、どんな返答ができるか未知でした。
面接日、もう季節は秋になっていました。受験を決めた春から夏、そして秋へと、この中学校を見ながら過ごしてきたのを思い出し、春には晴れてこの場所で入学式を迎えられたらいいなぁと思いました。
面接官の先生は、日本人の男の先生1人と外国人の先生1人でした。親子面接で、娘の左右に私と夫で座りました。
子どもに返答を促すように目配せしたり、先に親が答えてしまわぬように、夫婦ともにまっすぐ前を見て娘の答える姿を応援しました。娘は問われることに対して、少し時間をおいて、思っていることを堂々と答えていました。
将来なりたい仕事はありますか?
弁護士です
それはなぜですか?
困っている人を助けたいからです。
...
中学校でやりたいことはありますか?
部活です。
何をしたいですか?
陸上かバスケットボールです。
...
娘に聴いた未来の姿を、ここで聴くことができました。
そうだよね、なりたい姿はあるよね!
しっかりと胸のうちに憧れを持ち、心に誓ってここまでやって来たんだと思ったら、娘が誇らしくなりました。
行けなくなった学校だったかもしれませんが、行かない自分の道を決めてきて、自分なりにこれからのことも考えていたこと。何も考えていないんじゃないかとか、本当に出来るんだろうかとか、親だと不安になる場面は沢山あるけど、あなたなら大丈夫と信じるだけで本当にいいんだと感じた時間でもありました。
面接と作文を終え、改めて数日後に合格の通知が来て、来年度からの進路が決まりました。
もう間もなく、親元を離れて寮生活をする事になります。
これからの未知の世界も、
あなたなら、絶対に大丈夫!
そう信じ、送り出そうと思います。