小学二年生から不登校の娘の今④生活リズムを整えるのは難しい
韓国語、絵を描くこと、お菓子作り。
娘の好きな事は今のところ大きくこの三つかなと思います。
韓国語や絵を描くことは、前々回②、前回③の中でもお伝えした通り、正直私も驚きましたが、お菓子作りに関してはごく普通に好きな趣味のようです。
才能がある、ずば抜けて好きの度合いが高いものも、普通に好きも、ちょっと好きも、どれもいろんなことに興味を持てるようになったきっかけはYouTubeやTikTokの存在です。
多様な人たちとリアルで出会う経験は多くは学校だと思うし、もちろん経験出来たらまた世界は広がったかもしれませんが、学校に行かないからといって社会と繋がっていない訳では無いし、こうやっていろいろなことに興味を持てることが分かりました。
一方で、この好きなことを毎日、四六時中やっているかと言ったら、そうではありません。
ゴロゴロと床に横になりぬいぐるみと遊んでいることや、ボーッとテレビを見続けているということもあります。平日の昼間に。私が朝仕事で出かけた時と同じ姿のままを、夕方帰宅した時に見ることも多々あります。
不登校になったとき、まずは生活リズムを整えましょうとか、栄養のバランスや睡眠時間の確保、適度な運動も良いと書かれているものを見ました。私は、前職は高齢者のリハビリや予防医療を伝える側として、仕事を中心にしていたし、理解も深めよう日々文献なども読んでいました。なので、知っています。生活リズムを整える大切さも、栄養も運動も、そして人との交流が大切なことだって。
でも、難しかった。
朝早く起きるためには、夜早く寝る。
夜早く寝るためには、日中体を動かす。
なんでもモリモリ食べるにはたくさん体を動かす。
いろいろな人と出会い体験をするには外に出る。
分かっているけど、私自身がそうしようとしても出来ないし、子どもをそう動かそうとしても無理がありました。
出来ることは、ありのままの今の子どものスタイルを受け入れること、でした。
朝起きるのはだいたい9時から10時。寝起きもスマホで動画を見つつゆっくり朝ごはんを食べて(私が仕事でいない時は、準備してあるものをそれぞれが起きたタイミングで食べて、)昼前に服に着替え。朝ごはんは遅めなので14時くらいに『お腹減った〜』という声が聞こえたら昼ご飯を作りはじめ、15時くらいに食べる。ケータイも見続けていると、見るものがなくなったり飽きるようで、絵を描いたり工作を始めたり、夕方になり『暇ー!』と動き出したくなる。買い物に一緒に行ったり、夏は公園やお散歩したり。帰宅後は、晩ご飯を準備して家族で晩ご飯。15時の昼食を食べててとお腹は減るようで、好きなメニューだとしっかり完食!お風呂の声掛けをするも入らず。何度も声をかけてようやく21時過ぎに入り、至福のアイスを食べて寝る準備。ベッドでゴロゴロ、ケータイ見ながらゴロゴロ。気づけば私がウトウト寝ている時もあるけれど、0時前後には就寝している......
という感じです。
否定的なご意見もあるかもしれません。こんなことを公開するのもどうかと思いましたが、今はこのスタイルで過ごせていることを私はそのままを認めています。これが良いのか、悪いことなのか、親として、母としてやって正しいのかは分かりません。ただ、ひとつ、これでも生きているし、笑顔でいることもたくさんで、私は幸せを感じられるのです。
こうあるべきに支配され、私の心が疲弊しないように、今は今のこの状況を受け止めているのです。