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いくつになっても“うまい”棒

「うまい棒」

それは「キャベツ太郎」「BIGカツ」に並ぶ駄菓子の名品です。

昔、自宅のすぐ近くにあった駄菓子屋さんが、子ども達のオアシスでした。
数えきれないほどの種類のお菓子。
天井から吊り下げられたプラカゴに、小銭がジャリジャリ入ってて、優しい店主のおばあさんがひとりで店番をしていたあの光景。

もうすっかり見かけなくなりましたね。

駄菓子屋さんのイメージ

「うまい棒」はそんな駄菓子屋さんで常に特等席に陣取っていた人気者。

小学校の遠足のお菓子は300円?まで。
あれやこれやと吟味するも、1本10円(当時)でボリューム感のある「うまい棒」は不動のエース。私たちの強い味方でした。

ただ、大阪下町のワルガキどもは、他人の「うまい棒」を粉々に砕くのを生業なりわいにしていて、口に入れるまで原形を守り抜く攻防戦は、熾烈を極めます。

思えば「うまい棒」で厳しい社会を生き抜く力が培われたのかも知れません。(言い過ぎ?)


さて、先日職場で同僚から、頼まれ仕事がありました。

「ギャラはうまい棒で」

冗談で言ったつもりが本当に“支払って”くれました。
カツアゲではありません。念のため。

1本12円×10本=120円/1時間
最低賃金以下の大損です(笑)
でも、こんなにいらんねん

しかし、長らく口にしていませんでしたが、

うまい棒の豊かな生態系

どんだけ種類あるん!?

私は、コーンポタージュ、やさいサラダ、めんたい味ぐらいしか知りません。

シュガーラスク味って、何?(笑)

もう大人ですから、丸ごと齧り付いて粉まき散らかす粗相は御法度です。
袋のままで上から砕いて、お上品にいただきます。
(結局、自分でも砕くんかい)

食べてみたら、サクサクじんわり油が染みてくる。
あれ?こんなに美味しいかったっけ。

思わずパッケージに描かれた、ご陽気な「うまえもん」くんを二度見してしまいました。

これはもしや…

バニラアイスにかけたら美味しいかも!!
王道のコーンポタージュ味をくだいて、のせて

\ジャッジャジャーン/

背徳のジャンクスイーツ

バニラアイスに塩味が効いて、甘さを引き立てる
なめらかアイスにサクサク食感も悪くない。
駄菓子の主役が名脇役に

フムフム…
なかなかやるではないか。

まあ、でも…
ちょっと体に悪そげ…

「うまい棒」を食べ飽きた時の味変にでも、お試しください。

食べただけ、しっかり身につく40代。
歩いてきます。

*使用したバニラアイス「明治エクセルスーパーカップ」
これも不朽の名作

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