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ご褒美チョコレートの誘惑

年に1度のバレンタインデー

昔は職場でも義理チョコの応酬が見られましたが、ここ数年で絶滅しました。

一方で、デパートの特設会場を通りがかれば、たくさんのお客さんが。
女性はもとより、若い男性の姿もちらほらと。

チョコ好きにとっては、日頃は手に取れない全国のお店や、限定の珍しいチョコレートを楽しめる機会ですからね。

今では、自分のための「ご褒美チョコ」や、仲の良いお友達同士で贈り物をする方も多いようです。それはそれで素敵だと思います。


そもそも「バレンタインデー」は、
ヴァレンチノ司祭が処刑された日に由来するのだとか。

時は3世紀
当時のローマ帝国皇帝は、士気が下がるからと兵士の結婚を禁止。
不憫に思った司祭は、密かに兵士を結婚させていました。

それを知った皇帝は激怒し、司祭を処刑。
後に司祭の勇気ある行動を讃えて、処刑された2月14日を「聖バレンタインの日」として、祈りを捧げるようになったそうです。

日本では、昭和の初めにモロゾフ製菓がバレンタインにチョコレートを贈りましょうと広告を展開。
さらに戦後、メリーチョコレートなども同様のキャンペーンを行い、全国に広がり定着したのだと言います。

要は、日本ではチョコレートの販促キャンペーンということで…
1周回って、原点に戻ったということでしょうか(笑)


私も“ご褒美チョコ”という訳ではないですが、こうもチョコレートが目につくと、食べたい気分になってしまいます。

最近仕事もバタバタしていて、たまには自分を褒めてあげたい。
せっかくだからちょっと良いものを。

ど・れ・に・し・よ・う・か・なー
と思いながら、京都のまちなかをウロウロしていました。

そうすると1軒のショコラティエの前に。

いつも贈り物ばかりで、自分ではあまり食べることのないお店。

京都市中京区竹屋町通寺町西入ルの

ASSEMBLAGES KAKIMOTO
(アッサンブラージュ カキモト)さんです。

周囲に溶け込むようにひっそりと

こちらでは、シャフ垣本晃宏さんによるお料理のような独創的なチョコレートが味わえます。

ここに決めた!

ボンボンショコラ

ボンボンショコラとは「中に詰め物が入ったひと口サイズのチョコレート」のこと。

こちらではセロリ、みりん、大葉、山椒など、一見チョコレートとは合わなそうな素材が使われています。

チョコレートのメニュー

でも食べてみると納得。
まずチョコレートの濃厚で深い味わいがきた後に、山椒などが効いてきます。
きちんと調和して、変な感じで混ざらない。
お行儀よく順番に、それぞれの味と風味を楽しめます。

ショコラ「木の芽」
チョコレートの後にほんのり山椒が香ってくる。
「シトロンフレーズ」
苺とレモンの甘酸っぱさと共に

私は基本、正統派のチョコレートが好きです。
変わり種は、ネタとしては面白いのですが、違和感を感じることが多いからです。

でもこちらのチョコレートは、他では出会ったことのないような調和があります。お料理のような。とても美味しい。

焼き菓子

チョコレートのほか、ケーキやクッキーなどの焼き菓子もあります。

今回、選んだのはパルミエショコラ、サブレショコラ テベール、そしてフルーツケーキの3種

パルミエショコラ

チョコレートに包まれたサクサクのパイ。
味も、食感も楽しめます。

パルミエショコラ

サブレショコラ テベール

中は抹茶味。チョコの甘味と抹茶の苦味が調和する。

サブレショコラ テベール
断面

フルーツケーキ

しっとりとした生地に無花果、レーズン、ゆずなど、それぞれの個性が際立つ。洋酒もほんのりきいて、大人のおやつ。

フルーツケーキ

美味しいチョコレートは、心もじんわり癒してくれますね。
私はコーヒー、紅茶、そしてお抹茶に合わせるのが、お気に入りです。

頑張る自分へのご褒美に、
あなたもちょっと良いチョコは、いかがですか?

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