ガチ恋経験のあるオタク歴10年以上の私が「推し、燃ゆ」を読んだ感想
推しが燃えた。ファンを殴ったらしい
ー「推し、燃ゆ」(宇佐見 りん)
第164回芥川賞を受賞した「推し、燃ゆ」。
オタクをやっていたら、誰しもが一度は経験のする炎上。本作ではそのことについて描かれている。
きっとなにかしら、熱狂するくらい好きなものがある人の中には、この本を読んだ人も多いことだろう。
読んだ人がもしも周りにいるなら、本作についてぜひ語り合いたい。
私は、小学生の頃からドル誌を買い、中学生、高校生の頃は片道10時間以上の時間をかけて高速バスで横浜アリーナに通った根っからのオタクだ。
大学生になってからは、マネージャーでもないのに推しと一緒に全国を飛び回り、30代を目前に控えた今は家庭を持ちながらも大好きな推しがいる。
そんな私が読んだ「推し、燃ゆ」はとにかく苦しいものだった。それは「推しが炎上したら」というたらればを追体験したからではない。
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