爪あと❤️
1月初旬。娘の成人式。
みんなと同じように上手く読めない。
みんなと同じようにテストで点が取れない。
みんなと同じように楽しく学校で過ごせない。
みんなと同じように出来ないことに苦しんできた娘。
成人式の帰り道、車の中で母にこう言いました。
「みんなと違うことができた!爪あと、残した❤️」
色々な縁があって、今回、ヘッドドレスの作家さんに、成人式のコーディネートをしていただきました。
娘の希望にとことん付き合って考えていただいたコーディネート!
食事も摂れず、痩せ細り学校にも行けず… 親子共々疲れ果てていたあの頃の娘からこんな日が来るなんて、想像もできませんでした。
思いっきり着飾り、1番苦しかったはずの中学時代の仲間たちとの久々の再会。楽しげに仲間の輪の中に飛び込んで行きました。
たくさんの人々に支えてもらい高校を卒業。自分で決心し、大阪の専門学校への進学。当時、深く深く傷ついていたけれど、自らの力で少しずつ傷を癒していたんだなぁと。
中学時代の娘は、弱く傷ついてボロボロに見えていた。
違っていたのかもしれない!
「自分」と言うものを強く持ち、大きな流れにただ流されることに抗っていたからこそ苦しんだのかもしれない!と。
専門学校では、常に人と違うこと、個性的であることが求められていた。そんな環境の中で2年間学べたことも、傷の癒やしを促したのかもしれないなと。
読みにくい、書きにくい、学校に行きにくい… そんな子供たちが一定数教室の中にいることは明らかな事実。学校の先生たちには、狭く短い学校生活の中で子供たちの足並みが揃う、と言う定規で測るのではなく、もっともっと広く長い人生を子供たちの後ろに感じで欲しいなぁと。
支援や周囲の理解を手に入れて、行きにくかった学校に戻っていった子たちを知っています。
タブレットでの入力、読み上げなどみんなと違う学び方かもしれません。でも、みんなと同じように学校生活を楽しみたいし、学びたい、将来の夢も描きたい!
人と違う学び方は、決して楽なものではありません。自分を受け入れるためには、苦しみを伴うことも… 大変だけれども、その方法を手に入れて前に進もうとする姿、格好良くないですか😊
そんな格好いい彼ら、彼女らが元気良く社会に飛び出せたら、日本の将来も素敵になっていきそうですね!
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