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「20字」で輝かせる!-『20字に削ぎ落せ ワンビッグメッセージで相手を動かす』-

おはようございます。ムラカミ・ユウヤです。

この投稿では、「20字」で輝かせる!と題して、リップシャッツ信元夏代さんの著書『20字に削ぎ落せ ワンビッグメッセージで相手を動かす』から相手を動かすためのメッセージを作るコツをお届けします。

私は、仕事でたまにプレゼンする機会があります。

資料作成自体は好きですが、テキトーに済ませられない性格なのです。

資料作成に毎回頭を悩ませ、かなりの時間がかかってしまいます。

しかし、この本のおかげでプレゼンや上司への説明のときに効果的なメッセージの打ち出し方、ストーリーの作り方ができるようになりました。

■プレゼンの自信をつけたい
■人前で話すことへの緊張感をコントロールしたい、やわらげたい
■上司を説得するときの効果的な説明方法を知りたい

という方はぜひご覧ください。

今回お伝えしたいこと

今回お伝えしたいことを一言にまとめると、「20字」で輝かせる!です。

わたしたちが聞き手に伝えたいたったひとつの大事なメッセージ(=本著ではこれを「ワンビッグメッセージ」と呼んでいます)を20字でまとめることで、相手に刺さるプレゼンが可能になります。

けど、20字ってけっこう短いですよね。声に出すと3秒くらいです。
よく聞くフレーズでイメージをつかんでみます。

たとえば・・・

・おいしい瞬間を届けたい(11字) 
 ←ニチレイのキャッチコピー
・子どもたちに誇れるしごとを(13字) 
 ←清水建設のキャチコピー
・辛うまラーメン蒙古タンメン中本(15字)
 ←好きなんです

20字でまとめるってちょっと難しそうですよね。
しかし、この方法には多くのメリットがあります。

・情報過多だと重要な情報の印象が薄れてしまう
・人間は15~20字程度のフレーズが覚えやすい
・湾曲表現など不要な表現を排除して相手に解釈の余地を与えない

では、どうすれば聞き手に刺さる「20字」ができるのか。3つのポイントを紹介します。

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【著者紹介】
この本の著者はリップシャッツ信元夏代 さんです。一言で言えば「プレゼンのプロ」です。
トーストマスターズインターナショナル(話し方、パブリックスピーチ、リーダーシップを学ぶ国際的なNPO)の国際スピーチコンテストで、日本人初の地区大会4連覇。さらに2019年大会では世界TOP100入りを果たしています。日本人で唯一のWorld Class Speaking認定講師です。まさに「プロフェッショナルスピーカー」です。

ポイント1.目的を決める

言いたいことが多すぎて、話が散らかってしまう。または何を言えばいいか分からなくなり、まとまりのない話をしてしまう。そんな経験を持つ方も多いのではないでしょうか?(わたしがそうです・・)

プレゼンのゴールはズバリ「相手を動かす」ことです。話が散らかったり伝えたいことがブレたりしてしまうと、相手は絶対動いてくれませんし、もはや聞いてもくれないかもしれません。

プレゼンの目的、つまり相手にどうなってほしいのか、を1つに絞りましょう。

そのためには、【P.A.I.N.T】の考え方が有効です。

【P.A.I.N.T】
Persuasion:説得 (例)反対意見を持つ相手を説得したい
Action:行動 (例)この商品を購入してもらいたい
Inspiration:啓発 (例)社員のやる気を高めたい
Notice:通知 (例)事実を正しく知ってもらいたい
Think:思考 (例)これまでと違う視点で考えてもらいたい

この中のどれに当てはまるのかをハッキリさせると、目的を1つに絞りやすくなります。

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ポイント2.KISSの法則

目的を1つに絞り短く説明しようとしても、曖昧な表現や専門用語ばかりだったら、相手は何を言いたいのか分からないですよね。相手が理解できる表現で伝える必要があります。

そこで大事なのは、「シンプルに、具体的に話す」ことです。

これには【KISSの法則】が活用できます。KISSは「Keep It Simple, Specific」の頭文字です。

【KISSの法則】
①効果的な言葉だけを残す
②具体的に描写する
③相手に「刺さる」表現に

この3点を意識することで、KISSの法則に沿った表現になります。

たとえば、「新鮮な野菜やフルーツを使った食品」「ヘルシーなスーパーフード」といったシンプルだけどちょっと具体性に欠ける表現は、「自然治癒力を高めるスーパーフード」(16字)とすると具体性が増して刺さりやすくなります。

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ポイント3.not自分目線 but相手目線

「P.A.I.N.T」で目的を決めて「KISSの法則」で表現しても、それが自分目線だけで考えられた言葉なら、相手には刺さりません。

「聞き手は何を求めているのだろうか?」と常に聞き手視点になって考える必要があります。

具体的には、2つのポイントから聞き手視点で情報を整理します。

【聞き手視点で情報整理する際のポイント】
①聞き手はダレなのか? 
②聞き手が得られるメリットは?

著者曰く「プレゼンは情報整理が7割!」ですので、聞き手視点で伝えたいことが整理できれば相手を動かせる確率は大きく上がります。

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まとめ

「20字」で輝かせる!そのためには、
1.プレゼンのゴールは「相手を動かす」こと
2.シンプルに、具体的に話す
3.聞き手視点になって考える

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さいごに

プレゼンの機会はもちろんですが、ふだんの仕事でも「20字」は活用できます。

たとえば、上司に自分のアイデアを承認してほしいとき(つまり目的は「説得」)、説明の一般的な流れである[結論 → 理由]の「結論」部分を20字にすることが有効です。

(例えば)
当社が新商品のターゲットとしているA社は調達基準が厳しく、新商品の原材料基準がそれを満たしていないので、なかなか取り合ってくれません。しかし、B社であれば、新商品が基準をクリアしているという情報がありました。B社はA社に比べると規模も小さいですが、業界でも知られている会社なので波及効果が望めます。ですので、B社に営業をかけてもいいでしょうか?

「業界でも特別な地位を誇るB社」(15字)に営業に行かせてください。なぜなら・・・

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むぅ|色彩ハック研究家(修行中)
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